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「ネオンライトを背景にMVを撮る以外にも、アジア人アーティストに出来ることは沢山ある」
アジア系へのヘイトクライムが増加する今、No Romeが見つめる世界の変化について

05 May 2021 | By Daiki Takaku

おそらく誰にでもあるのでしょう、今いる場所から抜け出そうともがいていたはずなのに、気がついたらまた同じ場所に戻っているように感じてしまうことが、そうして繰り返すうちに、もがく意味すら見失ってしまうということが……。ノー・ロームがチャーリーXCXとThe 1975を招き今春リリースした「Spinning」(=“回転”)は、タイトル通り、人生はまるで堂々巡りなのではないかと感じている私やあなたに向けて綴られている。ただし、それはとてつもなくカラフルでダンサブルな、そしてとことん楽しげな至極のポップ・ソングとして届けられたのだった。

世界を楽しむこと。それはいつも我々が最も求めていることのひとつであり、現実的には非常に困難なことでもある。マスクをつけて話さなければいけないことが理由ではない。悪政はもちろんのこと、日常が脅かされ、炙り出されるように経済や人種、ジェンダー、環境を巡る諸問題が顕在化したことで押し寄せる、これまで長きに渡ってたくさんの人々が戦ってきたことや積み上げてきたものが一気に崩れ去ったかような、えもいわれぬ徒労感によるところも大きいだろう。また、同じ場所なのかと。しかし「Spinning」での彼らは、それを見透かしたように“Amphetamines in your brain / Maybe you’re suffering”(脳内のアンフェタミン / きっとあなたは苦しんでいる)なんて歌いながら、自身の過去の楽曲にさりげなく触れることで堂々巡りでないことを暗に示し、重ねて言うがとにかく音を楽しんで鳴らせてみせる。楽しむこと、それこそが襲いくる諦念を跳ね除けるための、シンプルかつ有効な方法であると、まるで初めからわかっていたかのように。

加えて、彼らは本楽曲のリリースに際し、NFTを用いて世界で1つしか存在しないアート作品をオークションするチャリティーイベントを行い、集めた収益は《Right Start》、《Girls Make Beats》、《One Tree Planted》という3つの慈善団体へと寄付されている。教育や性別の格差、環境問題に対する彼らの態度は明確だ。

そんなアティチュードと関連して、今回《TURN》がノー・ロームへ行ったインタビューでは、「Spinning」の制作についてだけでなく、(フィリピン出身の彼に)現在アメリカを中心に起きているアジア人へのヘイトクライムについてなどシリアスな問題にまで踏み込んでいる。にも拘らず、彼は朗らかに、とても正直に答えてくれた。その力強い言葉は、きっと今の私たちを勇気づけ、変化を信じる力になるはずだ。リリースが近づいているであろうアルバムへの期待もおのずと高まってくるだろう。

ところで、どうしても付け加えておきたいことがひとつ。「Spinning」がスポティファイの公式プレイリスト「hyperpop」に選出されたこと(チャーリーXCXとの共作であること)もあり、そのシーンに多大な影響を及ぼしたであろう偉大な音楽家であり、今年1月30日に34歳で急逝したソフィー(SOPHIE)についても話を伺っているのだが、それと合わせて彼女と関係の深いA.G.クックが自らのホームページに長文で綴った追悼文をぜひ読んでいただきたい。その最終段落で打ち明けられている心情は、関係性も全く違うノー・ロームの言葉ともはっきりと繋がっているし、彼ら以外にも現在活躍するアーティストの多くが抱いているものなのかもしれない。「ソフィーだったら、どうするだろう」。

R.I.P. SOPHIE.
この場を借りて、世界中に拡散し受け継がれるレガシーと輝き続けるその類い稀な音楽に敬意を。

(取材・文/高久大輝 通訳/原口美穂)

Interview with No Rome

──今(取材時、2021年4月6日)は地元のマニラにいらっしゃると伺いました。そちらの様子はいかがですか?またコロナ・パンデミック以降のロンドンとの違いはありますか?

No Rome(以下、N):まだフィリピンに戻ってきてたったの4日しか経ってないんだ。こっちのコロナ事情もなかなかクレイジーだよ(笑)。ロンドンの方がマシだな。ワクチンもあるしね。

──チャーリーXCX、そしてThe 1975との共作「Spinning」はとてもポップでフレッシュな1曲でした。このコラボレーションに至る経緯と制作の過程について教えてください。

N:The 1975とは、ずっと前にジョージ・ダニエルが僕のサウンド制作を助けてくれて以来ずっと付き合いが続いているんだ。トラックそのものを作り出したのは確か2018年だったと思う。The 1975がアルバム『A Brief Inquiry into Online Relationships』(2018年)の頃だったから。その頃からビートを作り始めて、既にチャーリーXCXをフィーチャーしたらいいんじゃないかっていうアイディアは持っていたんだ。マッティがチャーリーと知り合いだったからね。で、2019年にマッティもチャーリーもオーストラリアにいた時があって、その時にチャーリーのヴォーカルをレコーディングしたいっていう話をした。そこから全員が揃ったんだ。それからデモを作って、マッティがチャーリーにビートを送ったら、文字どおり一晩でチャーリーがボーカルを乗せて曲をまとめたものを送り返してきたんだよ。

──制作過程についてもう少し詳しく伺えますか?

N:イントロのあの音は、The 1975と一緒にいた時にジョージがシンセで適当に音を出してて、それを偶然僕のマイクがレコーディングしていたものなんだ。それがこのトラックを作り始めたきっかけ。そこから僕たちでビートを作って、それをしばらく温めておいた。そのビートをチャーリーに送って、彼女がそれにボーカルを乗せてトラックが出来上がったんだ。チャーリーに会ったことはあるけど、作業で一緒にスタジオに入ることはなかったね。The 1975が僕とチャーリーの架け橋になってくれたんだ。

──それぞれがどのようなイメージを込めたのかについても教えてください。

N:僕たちが意識していたのは、とにかくシンプルに楽しい楽曲を作ることだけ。あのビートを無駄にしたくなかったから、この人だ!って人が見つかったら使うことにしてた。あの曲はすごく生き生きとしているから、それをふんだんに活かしたトラックを作りたかったんだ。

──ブロックハンプトンのベアーフェイスとコラボレーションした「1:45AM」も素晴らしかったです。あなたにとってコラボレーターから得る影響はどのようなものですか?

N:その時によるな。僕はただそのアーティストと一緒に何かを作りたいという思いでコラボをしているから、制作を始めてみるまでそれがどうなるかはわからない。何かを学ぶというよりは、お互いに作ったことのない何かを一緒に生み出すことの方により強い意識が向けられているんだ。でも、もちろんお互いに影響し合うし、学ぶことももちろんあるとは思うよ。

──今後コラボレーションしてみたいアーティストはいらっしゃいますか?

N:沢山いる(笑)。その長いリストの中から知られている人を挙げるとすれば、ヤング・サグとかかな。あとはもちろんビョーク。可能性はゼロとは言えないだろ?(笑)彼女と音楽が作れたら最高!

──チャーリーXCXとのコラボレーションは「Spinning」で初ですが、彼女についてどのようなイメージをお持ちでしたか?そしてコラボレーションを経てそのイメージに変化はありましたか?

N:チャーリーのことは、もうずっと前からフォローしてるんだ。彼女は自分だけでなく他のアーティストたちにも曲を書いているし、ポップ・ミュージックを作ってるんだけれども、それが超ポップとは言い切れないサウンドであるという部分に魅力を感じてきた。彼女が持っている何かが彼女らしさを作り出し、普通のポップと彼女の間に線を引いていると思う。「Spinning」においても、彼女はそれを実行してくれた。あのサウンドは、やっぱりチャーリーらしさを持っているんだよね。聴けばそれがチャーリーだと皆が認識できるあのチャーリーらしさ。彼女には何回か会ったことはあるし、オンラインで話したこともある。でもそのイメージは、今でも変わらないよ。

──「Spinning」のMVでは日本では1998年、そして続編が2000年に放送されたアニメ「スーパーミルクちゃん」の原案・監督・デザインを務めた田中秀幸(Hideyuki Tanaka)さんがキャラクター・デザインで参加しており、日本で制作されたたくさんのアニメにインスパイアされたものとなっています。あなたにとって日本のアニメやゲーム、それらを取り巻くカルチャーはどのような存在ですか? また、それらがあなたに与えた影響について教えてください。

N:僕にとって、日本の文化はすごく大きなイスピレーション。フィリピンで育ったから、日本に行ってきた親戚達が漫画を買ってきてくれたり、日本の音楽やファッションのことをおしえてくれていたんだ。フィリピン文化の次に影響を受けているのが日本文化と言っても過言ではない。日本とフィリピンって近いから、こっちから働きに行く親戚も多かったし、フィリピンで働いている日本人も沢山いる。だから、日本と繋がってるっていうのが僕にとっては普通のことだったんだよね。田中さんの作品で言えば、僕は『バスト・ア・ムーブ(BUST A MOVE)』をプレイして育ったんだけど、その歴史があったからこそ今回のコラボレーションが実現したんだ。僕がチームに参照として彼の作品を送って、こういうのがいい!と説明して、それで彼を実際に起用できることになった。僕は彼の大ファンだから、夢が叶った瞬間だったよ。

──本作のリリースに際し、NFTを使って世界で1つしか存在しないアート作品をオークションするチャリティーイベントを行い、チャリティーで集めた収益は《Right Start》、《Girls Make Beats》、《One Tree Planted》という3つの慈善団体へ寄付されます。ここには教育や性別などによる格差、そして気候変動の問題への意識が明確にあらわれていますね。このようなイベントを行うに当たって3者の間ではどのような話し合いがありましたか?

N:チャーリーXCX、The 1975、僕のそれぞれが収益を寄付したいチャリティー団体があって、その3つ全ての慈善団体に寄付することにしたんだ。まずチャーリーがNFTのアイディアを持っていて、僕とThe 1975も寄付したいと思う団体があったから、全員が彼女の意見に賛同した。皆の意見が一致して、このイベントを実現できて本当によかったと思う。

──このような問題について意識するきっかけなどはありましたか?

N:何か出来たらいいなとはずっと前から考えているんだ。僕はあまりそういうことを口に出して話したりしないだけ(笑)。フィリピンに帰ってくるたびに慈善活動もしているけど、僕はただ、やりたくてそれをやっているだけなんだよ。わざわざそれを人に話す必要性を僕はあまり感じないんだよね。それを話すことで人々をインスパイアするのもいいかもしれなけれど、僕は人をインスパイアしたいとは思っていない。僕が色々な問題を意識したり、それに対して活動したいのは、自分自身がそうしたいから。理由はそれだけだからね。話すことによってヒーローになりたいとも思わない。僕はそういうタイプじゃないし、ただやりたいと思ったことを実行したいだけなんだ。

──ちなみに日本はジェンダーギャップが未だにとても大きい国のひとつです。日常的にこのような問題に立ち向かうためにできることはあるでしょうか? ぜひアドバイスをください。

N:できることは、受け入れること。自分自身の意見を持っていても、他の人やその人の意見を受け入れることだね。皆それぞれなりたい自分がいる。それは他人には変えられない。それは寧ろ当たり前のことだし、それを受け入れられない人々の方が、僕は不思議でしょうがないんだ。例えばトランスジェンダーの人からいかに世界から拒絶されてきたかという体験を聞くと、本当にショックを受ける。でも同時に、世界はどんどん良い方向に変わりつつあるとも感じられるんだよね。日本は少し出遅れているかもしれないし、それはフィリピンも同じ。でもセレブたちもそれについて発言してくれるようになったし、徐々に良くはなってるんじゃないかな。でもやっぱり、いじめはまだなくなっていないけどね。フィリピンは特にカトリックの国だから、神の教えに背くことを嫌う傾向がある。でも、自分がそれを好きでも嫌いでも、それは自分の主観なんだから、他の人は受け入れなければいけない。自分の意見は持ったままでもいいけど、それと違う人たちに自由を与えないのはおかしいことだよね。自分の意見は皆持つべきだけど、それを押し付けるのではなく、自分の中で留めておくことも大切なんだよ。自分と違う考えと共存しようとするのではなく、それを排除しようとする人々が未だに存在するのは悲しいことだよね。

──あなたが思う理想的な世界のヴィジョンについて教えてください。そしてあなたの表現活動を含め、ポップ・ミュージックやアートはそれに対してどのように作用すると思いますか?

N:どうだろう。僕はまだ、ピース(平和)が何かさえわからないからな。皆がそれぞれ、自分にとってピースが何を意味するかは違うと思うんだよね。僕にとっての理想って何だろう…皆が自分が生きたいように生き、且つそれで誰も傷つかない世界が理想の世界かな。ポップ・ミュージックやアートはもちろん、メディアはやっぱり人を導く力を持っていると思う。やっぱりアイコンの力って大きいからさ。ミュージシャンもそうだし、俳優やセレブが与える力は大きい。ある意味、自分自身の意見を持つことよりも、他の誰かの意見に頼ったり追ったりするのは悲しいことだとも言える。でもそのアイコンがちゃんとした人で、その人を追っている限りは道を外れることはないと思うね。しっかりとしたアーティストを見極める力が大切なんじゃないかな。アーティスト側も、自分がプラットフォームを持っていることを自覚して、正しいポストを投稿していくべきだしね。

──いまアメリカを中心にアジア系へのヘイトクライムが増加しています。あなたは若いうちから欧米で評価されたアーティストの一人ですが、昨今のそうしたヘイトクライムを前にしても、アジア人レペゼンは変わらず持ち続けていると思います。あなたが持ち続けているアジア人としての誇りを、改めておしえてください。

N:アジア人であることを嫌だと思ったことは一度もない。自分がもっとイケメンだったらよかったのにと思ったことはあるけど(笑)、アジア人であることを嘆いたり、恥ずかしいと思ったことは全くないね。僕の以前のゴールは、アジアの中でビッグになることだった。日本でショーをやったりすることが夢だったんだ。でも有難いことに、ここまで来ることができた。それによって他のアジア人のみんなにインスピレーションを与えられていることが、僕はすごく嬉しいんだ。自分が皆のアイコンだなんて思ってるわけじゃないよ。でも、アジアを超えて活動できるんだという励みを与えられていることは素直に嬉しい。僕の活動を見て、刺激をもらえているアジア人の人々がいてくれたら、それは本当に喜ばしいこと。今の僕は、ベストな人生を生きているからね。

──アジア人アーティストとして欧米で活動することは、やはり大変だと思いますか?

N:もちろん。銀行員や看護師だったら話は別かもしれないけど、アーティストとなるとやっぱり違う。理由は、ステレオタイプイメージと戦わなければならないから。例えば、アジア人=キュートとか、そんなイメージ。アジア人だからこうじゃないと、こんなはず、という期待が未だに存在するんだよ。アジア人ならこれをやったほうがいい、とかアドバイスを受けたりもするけど、”俺は俺なんだ!”ってマジで言いたくなる。ネオンライトを背景にMVを撮る以外にも、アジア人アーティストに出来ることは沢山あるのにさ。”K-Popみたいに聴こえないね”って言われても、そもそもK-Popに聴こえる必要がないんだよね。僕は個人的にBTSの大ファンだけど、BTSと違うねって言われると、あたりまえだろ!って思う(笑)。ヒゲも生やしてるし、肌の色も違うし、そもそも土台が違うんだ。BTSみたいにカッコよくなれたらとは思うけどさ(笑)。

──その問題に対して、世界は良い方向に向かっていると思いますか? 

N:それは100%思う。音楽業界の中でもそういうことは話しやすくなっているし、メディアもそれを受け入れ始めてる。例えばモデルのwarukatta(フェルナンダ・リー)みたいにアジア系で有名モデルになる存在も出てきてるよね。そんな風にアジア人が世界的に活躍しているのを見るのは、すごく気持ちが良い。エキストラとしてじゃなくて、主要な人物としてアジア人俳優がテレビや映画に出ているのもそう。僕にも何か出来る!って思わせてくれる。そうやって、アジア人がステレオタイプと違うことをする、出来るということを皆が徐々に目にするようになって、そのアイディアが受け入れられるようになってきてるとは思うよ。僕らが求めているのは、その環境なんだ。

──「Spinning」はスポティファイの公式プレイリスト「hyperpop」に追加されています。今年の1月にそのようなシーンにも大きな影響を及ぼしたアーティストであるソフィーが不慮の事故によって亡くなってしまいましたが、彼女の存在や影響についてあなたがどのように思っているのかを伺いたいです。

N:彼女から受けた影響はすごく大きい。彼女の音楽を始めて聴いた時は言葉を失ったくらいさ。こんなサウンド、これまでの人生で一度も聴いたことがない!と衝撃を受けた。そこから彼女の音楽にハマったんだ。彼女の音楽だけを聴いていた時期もあったしね。彼女がプロデュースしたヴィンス・ステイプルズの作品なんか特に最高だったな。あれはクレイジーだった。彼女が亡くなったと聞いた時は本当に悲しかったね。彼女に会って、彼女が僕の人生を変えてくれたことを伝えられたらよかったのに。素晴らしい作品を作り続けた彼女のことは心からリスペクトしているし、僕にとっての大きなインスピレーション。僕の音楽も影響を受けているんだ。直接的ではないかもしれないけど、ソフィーだったらどうするかな?彼女だったらどうやってこのサウンドにひねりを加えるかな?なんて曲を作りながら考えたりもする。ユニークなサウンドを作るという点で、彼女からは大きくインスパイアされているんだよ。

──アルバムも制作しているとのことを伺い、非常に楽しみにしています!あなたはこれまでも特定のジャンルに縛られない表現をしてきましたが、次の作品はどのようなものになるのでしょうか?

N:アルバムは、11〜12曲入りの作品になる予定。僕自身、すごく興奮してるんだ。時間をかけて作ったレコードだから、もうすぐ完成してリリース出来るのが楽しみでしょうがない。今年リリース出来ることは間違いないんだけど、ちょっと早めの9月くらいにリリースできたら嬉しいな。2017年から今まで僕がやってきた沢山のことがギュッと詰まったアルバムなんだ。その全てを取り入れてまとめるにはかなり時間がかかったから、それを形にできて自分でも誇りに思っている。とにかく皆に聞いてもらえるのが待ち遠しいよ。

──ありがとうございました。日本で会えるのを楽しみにしています!

N:ほんっとにまた日本に行きたくてたまらないんだ。すっごく楽しい場所だから、1ヶ月は滞在したい。今日はありがとう!またね。

<了>


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Text By Daiki Takaku

Interpretation By Miho Haraguchi

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