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“ノスタルジー”はどこからやってくるのか?
ビビオの小品集が教えてくれる、記憶と感情の関係
「音楽は僕にとって、夢や幻想と同じで、想像力を使って空想の中の新しい場所へ旅立つことなんだ」

12 June 2020 | By Nami Igusa

「ノスタルジー」。あるいは「懐かしい」という気持ち、とも呼べるその感情。遠い昔日のことであっても、たった1ヶ月前のことであっても、「あの日、あの時」あったはずの風景に想いを馳せたなら、その感情は誰の胸にも沸き起こる。目は物理的に目の前の景色を写していても、意識はすっかり束の間の夢の中に連れて行かれてしまうあの感覚。ビビオこと、スティーヴン・ウィルキンソンの生み出す音楽を聴くと、誰しもがどうしたってそんなノスタルジーを掻き立てられてしまう……というのはおそらく大げさな言い分ではないと思うが、生の弦楽器を取り入れヨーロッパのトラッドを彷彿とさせるアレンジを施した楽曲が盛り込まれたことによって、いっそう牧歌的な印象を携えることになった前作アルバム『Ribbons』(2019年)では、とりわけその趣きが色濃く現れていた。

今回リリースされたミニアルバム『Sleep On The Wing』は、その前作の延長線上にある作品だ。『Ribbons』で彼が見出した弦楽器によるメロディやフォークロアな響きを中心に据えた、小品集と言っていいだろう。収められているのは、特定のフレーズが繰り返されるだけの、きわめてシンプルで短い楽曲ばかりだが、これが驚くことに、前作を含むこれまでの作品の中でも、もっとも開放的なサウンドながらもっとも牧歌的であり、そしてもっともダイレクトに聴き手の心を揺さぶる作品になっているのである。

アイリッシュ・ダンスを思わせる「Miss Blennerhassett」(“Blennerhassett”というのは、イギリス〜アイルランドの貴族の名前らしい)や、400年前のイギリスの農場を想像しながら作られた、バッハのような「Awpockes」。また、「Oakmoss」で聴けるフィドルの軽やかに流れるような弾き方は、ヨーロッパの多くの地域の伝統音楽の下地にある、ロマの音楽に通じるものがあるようにも感じる。そうした楽曲に彩られた今作『Sleep On The Wing』は、ヨーロッパという土地の記憶に想いを馳せながら描かれた、空想と風景が混ざり合う、彼の中にしか存在しない世界だ。にもかかわらず、なぜ彼の音楽は、私たちの心の奥で眠っていた感情を呼びおこし、否が応にも動かすのだろう? 本記事には、今作の日本盤リリースにあたって行われたオフィシャルインタビューを掲載しているが、ここにはそんな疑問を解き明かす重要なヒントが隠れているように思う。

「ギターを弾いていて、自分が好きなリフが出来たとする。……(それは)他の人が僕に楽器を弾いてくれて、僕がある特定の音に対して反応しているのと同じことなんだ。それを聴いて、ある感情が呼び起こされ、その感情を再び再現したいと思うなら、僕はその音を録音したり、音楽作品として発展させていったりする」(インタビューより抜粋)

……つまりここから言えるのは、ビビオの音楽とは、記憶を辿る時の、彼の感情の動きそのものに形を与えたものなのではないか、ということだ。無論、頭の中で再現しようとする記憶などというものは、正確なものであることのほうが珍しい。時間が経てば経つほど、記憶には「今」が塗り重ねられてゆき、空想との境も曖昧なものになっていく。けれど、それでいいのだ。決して再び生きることはできない「あの日、あの時」に抱いた感情を、記憶を辿ることによって再現したいと思うこと。あの感情にもう一度触れたい、と願う心の動き。それこそが、ビビオが提示する“ノスタルジー”なのだ。

ならば、今作を聴きながら、空想の翼を広げ、感情の機微に身を委ねてみてはどうだろう。気軽に外へ出て行けなくても、友人と集まることさえできなくても、ビビオを聴いているの間だけはきっと、私たちは自由な記憶の旅へと出ていけるはずだ。

(インタビュー作成・文 / 井草七海、通訳:青木絵美、取材協力:ビートインク)

Interview with Stephen Wilkinson


──今回のEP『Sleep On The Wing』は、前作アルバム『Ribbons』(2019年)から短い期間でのリリースですが、まず今作のリリースを決めたきっかけを教えてください。また今作は、あなたのこれまでの作品においてどんな位置付けの作品なのでしょうか?

Stephen Wilkinson(以下、S):今作は、僕が過去に作ったEPよりも尺が長いし、内容も充実しているから、EPというよりはミニアルバムだと思っている。今までリリースしてきたEPは4曲くらいのものが多くて、『The Green E.P.』は6曲だったかな? 僕はアルバムの後にEPを出すことが多いんだけど、今回は、次にアルバムをリリースするのがいつになるか分からなかったから、その前までにしっかりとした内容の作品をリリースしたいと思った。

作風としては『Ribbons』から継続しているね。民族的で、今回はインストゥルメンタルの曲が多くて、ヴォーカルがあまり入っていない。僕はあまりツアーをやらないから、音楽制作を継続して毎日やっている。常に音楽を作っているんだ。『Ribbons』が完成してからリリースされる間も時間があったから、このミニアルバムの音楽を作っていた。今作も『Ribbons』と同じような源というか、インスピレーションから作られているよ。

──今語ってもらったように、今作は前作『Ribbons』とサウンドや作風が似ていて、ヴァイオリンなどの生の楽器が目立つとともに、民族的なメロディやアレンジが耳をひく美しい作品になっています。『Ribbons』と同じようなインスピレーションから作られているとのことですが、この路線を今作でも踏襲しようとしたのはなぜでしょう?

S:僕にとっては今ヴァイオリンが、エキサイティングで新しいことなんだ。ヴァイオリンは2018年の夏から始めた。楽器を新たに学ぶのはいつでもエキサイティングだよ。自分の音楽を新たな領域に持って行ってくれるからね。僕はヴァイオリンに関して、まだまだ初心者だと思うけど、上達してから自分の作曲に楽器を使うのではなくて、自分でやれる範囲内の技術を使って、その楽器を作曲に取り入れることにしている。それにチェロとヴィオラも買ったんだ。だから今回のミニアルバムの特徴として、ヴァイオリン系の楽器が多く起用されている。新しく学んだ楽器を早く自分の音楽に使いたかったからね。

──確かに、今作は、前作アルバムより弦楽器の比重が増えていますし、それらも多重に使われているのでされているので、サウンドとしても立体感や深みが増したように感じました。
前作はストリングスはサンプルも使っているとおっしゃっていましたが、今作では弦楽器もご自身で演奏されているということですよね。特にチェロについては「次の作品では自分で弾いてみたい」と前作のインタビューでも語られていましたが、今作は『Ribbons』と比べて、弦楽器の使い方について、他に変化はありましたか?

S:『Ribbons』のヴァイオリンは、一部僕が演奏して、残りは僕の友人が演奏したんだ。その友人が僕にヴァイオリンを売ってくれて、僕はヴァイオリンを習い始めた。『Ribbons』ではサンプルはあまり使っていないけれど、メロトロンを使っている。『Ribbons』で聴こえるチェロの音はメロトロンだよ。

僕にヴァイオリンを売ってくれた友人はその後チェロも売ってくれたから、今回のミニアルバムにはメロトロンの音もあるけれど、チェロの生演奏も入っている。でもダブルベースのように、弦をつま弾くやり方で演奏している。今回のミニアルバムは『Ribbons』の延長線上にあるけれど、もう少し手作り感がある。シンセサイザーよりも、アコースティックな楽器やエフェクトの方が多く使われているからね。

──チェロといえば、クラシックの中ではバッハのチェロ組曲がお気に入りだと、こちらも前作のインタビューで語っていましたが、今作に収録されている「Awpockes」のギターで弾かれているメロディにはまさにバッハの「無伴奏チェロ組曲」を思い起こさせられました。この曲に限らず、あなたが今作の楽曲を作るにあたって、影響を受けたクラシックの作曲家や楽曲はありますか?

S:クラシックの影響はあまりなかったと思う。「Awpockes」には確かにバッハの影響を受けているよ。「Awpockes」は僕も実際どう発音するのか分からないんだけど、どこでその言葉を見つけたのか教えてあげる。僕は自分の家の近辺を調査していて、その地域の歴史的記録を調べていた。”Awpockes”は16、17世紀の田舎の農場を示す言葉だった。その言葉から、400年前のその場所を思い浮かべてそれが曲のインスピレーションになったんだ。400年前と言ったら、バッハのバロック時代だよ。

僕は「無伴奏チェロ組曲」の何曲かをマンドリンで習った。この曲ではテナーギターを使っているんだけど、ヴィオラと同じチューニングの、マンドーラと同じチューニングにしている。バッハの「無伴奏チェロ組曲」を学んだことが、確かにこの曲の構成に影響を与えたと言えるね。

──弦楽器をクラシック的な手法で楽曲に取り入れているという点で、あなたの国のポップ・ミュージックのアーティストの中では、スコット・ウォーカーを思い出したりもするのですが、あなた自身は彼の音楽をよく聴いていたり、影響を受けたりはしていますか? もしそうであれば、彼との共通するところ、あるいは違うと感じるところがどこかを教えてください。

S:スコット・ウォーカーは大好きだよ。『Scott 3』はスコット・ウォーカーの中で一番好きなアルバムだ。あの作品は、ソングライティング、歌い方、ミュージック・プロダクションにおける傑作だと思う。あの作品は芸術性が非常に高いから、自分とあの作品とを比べたりはしないよ。でも弦楽器の使い方には少し影響を受けていると思う。このミニアルバムではその影響は感じられないかもしれないけど、『Ribbons』の「Quarters」という曲の終わりくらいに、弦楽器のハイピッチの不協和音が入っている。ヴァイオリンの音が何層も入っているけれど、調和していないような音を入れて緊張感を出している。このアイデアは、『Scott 3』の「It’s Raining Today」から得たものなんだ。

でも僕と彼は似ているとは思わないよ。スコット・ウォーカーは、自宅に機材を集めて、自宅で録音するということにあまり興味を持っていなかった。アイデアをスタジオに持ち込んで録音する方法を好んだ。僕はその反対で、自分で作曲からプロデュースまで全てを自宅でやりたいと思っている。そう言った意味では僕たちは正反対だと思う。

──今作は、1曲の尺が短い曲が多く、また全体を通じて歌の割合が少なくなっています。さらにこれまでの作品に比べると、メロディにリフレインが多く使われていますね。とてもシンプルな構成であり、だからこそダイレクトに感情が揺さぶられる感覚にもなりました。今回このような、曲のエッセンスの部分だけ濃縮して取り出したような楽曲を1枚の作品に揃えたのはなぜでしょうか。

S:この作品には、《Mush Records》時代の、僕の初期の作品に関連する要素が入っている。それはシンプルでメロディックなパターンが繰り返され、レイヤーとして重なっているという要素だ。だから自分の初期の作品の影響がある。それに、最近はアイルランドの伝統音楽やフィドルを使った伝統音楽にも傾倒していて、そういう音楽はAセクションとBセクションという2つのセクションしかないという構成のものが多い。その構成は、アイルランドの伝統音楽を聴く前から、自分でもよく使っているものだったし、アイルランドの伝統音楽を聴いてからは、さらにシンプルなフォーマットを使いたいと思うようになったね。その構成が気に入っているんだ。特にAセクションとBセクションが全く違う場合はね。だから今回の曲の多くにはアイルランドの伝統音楽の影響があると言えるね。

──そうした余分なものが取り除かれたシンプルさの持つ強みや魅力について、どのように考えていますか? また、なぜそれがあなたやあなたの音楽にとって必要なのでしょうか?

S:物語や対話を思い起こすことができるから、メロディーは僕にとって大切なものだ。録音の質や楽器の音色などの、ミュージック・プロダクションもその効果を出すために大切だと思う。でもミュージック・プロダクションをやりすぎてしまうと、一枚のお皿に色々な料理が乗りすぎているような感じで、個々の要素のありがたみが感じられなくなってしまう。だからあまり多くの要素を入れすぎないように気をつけているね。プロダクションを多く加えすぎると、音楽の重要な面をダメにしてしまうから、音楽にどの程度のプロダクションを加えるという点に関しては気を付けているんだ。

──今作を聴いていると、言葉で説明されなくともなぜだかやはり自然の木々に囲まれた風景を思い起こしてしまいます。フィールドレコーディングも曲中に使われていますし、実際、あなたはそんな風景をイメージしながら曲を作ったのかなと感じました。

ただ、多くの人があなたの楽曲に、こんなにも感情が揺さぶられるのは、単にあなたの作る楽曲が写実的であるだけでなく、ノスタルジーとか、懐かしさといったフィーリングがその風景に重ねられているからだと思っています。実際のところ、あなたは自分で頭の中でイメージした風景やモチーフになった現実の風景に対して、どんな感情、想いを抱きながら曲を書いているのでしょうか?

S:それに答えるのは難しい。音楽とは、人が作るものではなく、既に宇宙に存在しているものだと僕は思っているから。音楽は、ある意味、物理の法則に法っているけれど、音楽の不思議なところは、なぜリスナーにとってある一定のフィーリングを喚起させるのかという説明がつかないところだ。例えばギターを弾いていて、自分が好きなリフが出来たとする。それは、僕が、そのリフにどう反応したかということなんだ。つまりそれは、他の人が僕に楽器を弾いてくれて、僕がある特定の音に対して反応しているのと同じことなんだ。それを聴いて、ある感情が呼び起こされ、その感情を再び再現したいと思うなら、僕はその音を録音したり、音楽作品として発展させていったりする。この感覚を説明するのは難しいんだけどね。

僕は、真っ白なキャンバスから始めて、田舎や自然の風景を作り上げて行くのではなくて、僕の心や本能が、そういう感覚を呼び起こす音に傾倒しているんだと思う。音楽は僕にとって逃避なんだ。夢や幻想と同じで、想像力を使って、空想の中の新しい場所へ旅立つことなんだ。ノスタルジーのイメージに関して、僕は田舎の風景を描こうとしているのではなく、昔の絵のように、理想的な田舎の風景を描こうとしているのだと思う。昔の絵には無垢な純粋さが感じられると思う。今作でもそういうフィーリングを思い起こさせる音を作りたいという気持ちはあった。

──テープを逆回転させたギターのサウンドも含めあなたのギターのサウンドは、ここ日本でも多くのアーティストにとって、特に「ノスタルジー」の表現において、見逃せない参照点になっていると感じます。しかしながら、同時に他の誰にも真似できない、記名性の高いサウンドであることも確かです。

では、ギターのサウンドメイク、あるいは奏法という点であなた自身が影響を受けたギタリストはいますか? また、ニック・ドレイクや、前作を作った際にはリンダ・パーハクスを聴いていたとおっしゃっていましたが、若いアーティストがあなたの独自のサウンドに惹かれるように、あなたは彼らのどこにオリジナリティを感じますか?

S:ギタリストとして、ニック・ドレイクは僕にとって重要な存在だ。僕が大学生の頃、ニック・ドレイクの音楽に出会って、彼の音楽をギターで学んでいた。彼はギターのチューニングを通常とは変わった方法でやっていることが多く、当時の僕にはそれが刺激的だった。ギターのインターフェイスが変わると、別の楽器を学んでいるような感じがして、今までのギターの弾き方だったら作曲していなかったような音楽が偶然書けたりした。彼のテクニックというか、ギターを使ったメロディーやハーモニーの選び方は、とても現代的に感じた。時代を先取りしていたと思う。よくある、70年代の陳腐な作風とは違っていたんだ。僕はその時はまだエレクトロニック音楽をよく聴いていたんだけど、なぜかニック・ドレイクの音楽は、そういう現代の音楽にも合うと思った。現代の音楽を聴いている僕の感性と合うものがあったんだね。だから彼は僕にとって重要な存在だ。彼の音はユニークだけど、それ以外の要素は、当時の技術がそれしかなかったからという状況によるものだと思う。

僕が、テープを使ったり、ギターを逆再生したりするという選択は、ビートルズなど過去の音楽からの影響を受けているけれど、昔のアーティストはそれを意図的にやろうと思っていたのではなく、当時はそういう機材や技術しかなかったからそうしていただけなんだ。僕が尊敬しているギタリストはたくさんいるけれど、彼らからあまり影響を受けているわけではない。ただ聴いているだけだ。でもニック・ドレイクからは影響を受けているし、スティーブ・ライヒの『Electric Counterpoint』には大きな影響を受けた。特に構成からはね。この作品も、ギターで作られているけれど、エレクトロニック音楽に近いと思った。

その他に好きなギタリストは、ジャズ・ギタリストのジョー・パス。それからジャンゴ・ラインハルトも大好き。でも僕はジャズ・ミュージシャンではないから、彼らに影響を受けているとは思わないけどね。彼らのサウンドが好きで、尊敬しているんだ。僕の音楽には少しだけジョー・パスの影響は入っているかもしれない。『Ribbons』からは聴こえないと思うけど。

──では、最後にちょっと違う質問を。あなたが《WARP》に所属するようになってから10年以上が経ちますが、一般的には《WARP》はエレクトロニック・ミュージックのレーベルという印象を持っている人が多いかと思います。

ただ、キャリア初期の頃に比べるとあなたの作品もだいぶ変化してきていて、前作や今作では民族的でトラッドなアレンジやメロディ、牧歌的なサウンドを奏でるようになりました。《WARP》の中ではかなり特殊な音楽性かとも思うんですが、そんな中で、今《WARP》の他のアーティストであなたが共感したり、感覚を共有できると思うアーティストは誰ですか? 具体的にどこに共感できるのかもぜひ教えてください。

S:僕が好きな《WARP》の作品はエレクトロニック音楽のものが多いね。《WARP》の他のアーティストで僕が共感できる点を考えた時、音楽のスタイルはあまり重要ではない。僕は、マーク・プリチャードやクリス・クラークとは友達なんだけれど、僕たちに共通しているのは、自分1人で作業するという点だ。自分で楽器を演奏し、自分で音楽をプロデュースする。マークは僕よりも、他のボーカリストとコラボレーションして音楽を作ることが多いけれど、僕たちはみんな、ベッドルーム・ミュージシャンという同じ背景からきている。《WARP》のアーティストの多くがそうやって始めた人たちだ。ベッドルームから制作を始めて、それが徐々に大きなスタジオになっていった。今でも1人で作業している人もいる。エイフェックス・ツインやスクエアープッシャーなどもそうだ。コラボレーションしている人も、最初は、自分で全てやるのを好む人たちだった。その点では僕と《WARP》のアーティストの多くが共通していると思う。ただ僕は伝統的な楽器を使うことが多いけどね。

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Text By Nami Igusa

Interpretation By Emi Aoki


Bibio

Sleep On The Wing

LABEL: WARP Records / Beat Records
RELEASE DATE: 2020.06.12

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