INTERVIEWS : 13 August 2019

The Bird And The Bee

Recommendation of The bird and the Bee Style Van Halen

By Shino Okamura

INTERVIEWS : 13 August 2019

The Bird And The Bee

Recommendation of The bird and the Bee Style Van Halen

By Shino Okamura

ザ・バード・アンド・ザ・ビー流ヴァン・ヘイレンのススメ
イナラ・ジョージが語るポップ・ミュージック進化論

はっきり言おう。イナラ・ジョージとグレッグ・カースティンの二人は、目立って評価される機会こそ少ないが、アメリカの現在の音楽の現場で人間交差点的な役割を果たしている重要人物だ。90年代から裏方として活動をしていたグレッグ・カースティンは、これまでにアデル、リリー・アレン、ベック、フー・ファイターズ、リアム・ギャラガー、ケリー・クラークソン、カリ・ウチス…と数えきれないほど多数のアーティストの作品に関わってきたプロデューサー、コンポーザー。近いところではケンドリック・ラマーの『DAMN.』(2017年)、ポール・マッカートニーの『Egypt Station』(2018年)にもクレジットされているのを覚えている人も多いことだろう。

かたやイナラ・ジョージはリトル・フィートのローウェル・ジョージの娘としてジャクソン・ブラウンやヴァン・ダイク・パークスら先輩アーティストから可愛がられつつも、『All Rise』(2004年)でソロ・デビューしてからは、シーアやプリシラ・アーンらの作品に曲提供したり参加したり、自らも女性だけのポップ・ユニット=Living Sistersを結成したりと、同世代以下の若いアーティストの活躍を支え、積極的にシーンを攪拌させてきた。とりわけそのLiving Sistersのメンバーでもあるアレックスの才能を見込んだイナラは、同じLAの音楽仲間でもあるベックにアレックスを紹介。結果、アレックスは晴れてベックのバンドのキーボード/コーラス担当として大きくステージ・アップすることとなったばかりか、イナラ自身が立ち上げたプライヴェート・レーベル《Release Me》から、今春、ファースト・ソロ『2% Milk』をリリースするに至った。なお、その《Release Me》からはこのあとサマンサ・シドニーというジャズ系の女性アーティストのデビュー作を発表する予定になっている。

そんな共に西海岸シーンの底上げと拡張に尽力するグレッグとイナラによるユニットが、このザ・バード・アンド・ザ・ビー。イナラのファースト・ソロ『All Rise』に参加したことをきっかけに意気投合した共にLA生まれの二人は、互いに忙しい合間をぬって、2007年の『The Bird And The Bee』を皮切りにこのエレクトロ・ポップ系のユニットのアルバムを定期的にリリースしてきた。そこで注目したいのは、シーンの底上げと拡張にそれぞれ尽力する二人らしく、過去の音楽にも新しい価値観を与えるような、言わば現代の目線から再解釈した形でリスナーたちに提案するような役割をザ・バード・アンド・ザ・ビーに担わせているということだ。特に、《Interpreting the Masters》というシリーズ。まだ2作品のみだが、2010年に発表された『Interpreting The Masters Volume 1: A Tribute To Daryl Hall And John Oates』と、先ごろ発表された『Interpreting the Masters Volume II: A Tribute To Van Halen』は単なるカヴァー集と呼ぶにはあまりにも示唆的かつ提唱的なトリビュート・アルバムだ。そう、Vol.1はホール&オーツ、そして最新にあたるVol.2はヴァン・ヘイレン。いずれも熱心なポピュラー音楽ファンでなくても知っているビッグネームだが、グレッグとイナラはあえてそのヒット曲を多数持つ彼らの作品に向き合い、二人が共通して持つ現代の目線、感覚から再解釈してみせている。

ニュー・アルバムである『Interpreting the Masters Volume II: A Tribute To Van Halen』は、「Jump」「Panama」「Hot For Teacher」、あるいは多くのカヴァー曲に挑んでいたその姿勢へ敬意を表してかキンクスの「You Really Got Me」も含め、デヴィッド・リー・ロス時代の楽曲をジャジーなエレ・ポップで洒脱に料理した通快な1枚だ(1曲のみ彼らのオリジナル曲が含まれているが、これについては以下のインタビューで!)。しかも、「Hot For Teacher」の冒頭のナレーション=Mr.Good bodyはベックが担当。ほかにも、ウェザー・リポートのドラマーとしてのキャリアでも知られるオマー・ハキム、現代LAジャズのカマシ・ワシントンやファーザー・ジョン・ミスティなど数多くのアルバムで力を貸してきたベースのゲイブ・ノエル、LAのバンドながらサイケデリックなカンボジアン・ロックを聴かせるデング・フィーヴァーのサックス奏者、デヴィッド・ラリック、そしてアレックス・リリー、サマンサ・シドニー、ウェンディ・ウォングといったイナラ周辺の女性アーティスト仲間もコーラスでジョインしている。もちろん、ベック周辺でお馴染みのジョーイ・ワロンカー、ジャスティン・メルデル・ジョンセンも馳せ参じた。

というわけで、どう考えてもLAの最重要パーソンである二人から、今回はイナラ・ジョージにインタビュー。まずはこのトリビュート・シリーズの第2弾が約9年ぶりのリリースとなったことから訊いてみた。ともあれ、ヴァン・ヘイレンへの至極真面目で洒落た敬愛を感じさせる『Interpreting the Masters Volume II: A Tribute To Van Halen』は、アメリカ西海岸の音楽シーンの歴史――ザ・バーズがいてハーパース・ビザールがいてドアーズがいてグレイトフル・デッドがいてリトル・フィートがいてジャクソン・ブラウンがいてイーグルスがいてヴァン・ヘイレンがいてレッチリがいてベックがいて……そして今、ケンドリック・ラマーやサンダーキャットやフライング・ロータスがいて、一方でヴルフベックやハイムやモーゼス・サムニーやサム・ゲンデルだっている――を見渡すには欠かせないアルバムであり、その層の厚みを語るにもザ・バード・アンド・ザ・ビーは絶対的に欠かせない存在であることだけは確かである、と言っておきたい。
(インタビュー・文/岡村詩野)

Interview with Inara George

――《Interpreting the Masters》の第1弾のリリースから約9年。ずいぶんと時間がかかりましたね。

Inara George(以下I):ええ、ほんとに。第1弾…ホール&オーツ編を出してからいつも第2弾を出したいと思っていたけど、誰に捧げるべきか本当に分からなかったの。ずっと、皆でアイデアを出し合っていたの。それに少なくとも2~3年はかかって、ようやくヴァン・ヘイレンに決めたってわけ。どうやってそこに行きついたかは良くはおぼえていないけど、一度決めたら最初からそこにいくべきだったようにピッタリに思えたわ。こんなに愛されているバンドに取り組むことにちょっと緊張したけれどもね。

――「次のトリビュート・シリーズはヴァン・ヘイレンらしい」と聞いて私は思わず拍手を送ってしまいました。ヴァン・ヘイレンのことはハードロック・バンドという側面以上に、アメリカの西海岸のポップ・ミュージックの歴史上に位置する重要バンドという側面もありますよね。初期のプロデューサーがハーパース・ビザールのテッド・テンプルマンだったり、ロイ・オービソンやキンクスの曲のカヴァーをしていたりと、ポップ・ミュージックの伝統をハードな演奏で新たに上書きしようとしたバンドだったのではないかと。あなた自身は、ヴァン・ヘイレンというバンドをどのように解釈していますか? 

I:ええ、その通りね。グレッグも私も子供のころからヴァン・ヘイレンが大好きだった。音楽はエキサイティングで、どこか危険な雰囲気があったし、バンドとしては親しみやすさを保ちながらリスナーを駆り立てるに十分な演奏力を持っていて。その上、メンバー全員……特にデヴィッド・リー・ロスのショーマンシップといったら! ロックンロールの歴史においてとてつもなく重要なバンドだと私たちは思っているわ。しかも、彼らは先人や先人の作ってきた音楽に敬意を払い、その上で歴史をつなげていこうとしていた。歴史の中で重要な役割を果たしてきた素晴らしいポップ・ミュージックよ。そういう働きかけはとても重要だと思ってるの。グレッグと私は実際にこのザ・バード・アンド・ザ・ビー自体を、ヴァン・ヘイレンと同じような役割を果たし、同じような精神でいるバンドでありたいと思ってて。私たちが作ってきた曲やアルバム全部、先人たちに感謝して作ってきたわ。

――10年くらい前、私はデビュー当時のヴァン・ヘイレンの担当だった米ワーナーのディレクターに取材をしたことがあるんです。その時、まだ何者でもなかったヴァン・ヘイレンにポップスの歴史を叩き込んだのはテッド・テンプルマンだったという話を聞いて感動しました。そうした西海岸の音楽の歴史の中に、ヴァン・ヘイレンもザ・バード・アンド・ザ・ビーも含まれているわけですね。

I:ほんとに素晴らしいことね。西海岸の音楽には色んな側面があるけれど、何よりも日光の恩恵があると思っているの。たとえ、その音楽が一聴して暗くて陰鬱としてハードでも、カリフォルニアが与えてくれる暮らしやすさから生まれた軽やかな気質が聞こえてくるはずなのよね。今回の私たちのアルバムはグレッグのレーベル《No Expectations》と私の《Release Me》との共同でリリースされたのだけど、そういう西海岸の歴史の中にこの作品と私たちの存在があるってことはとても誇らしいわ。このヴァン・ヘイレン・トリビュート・アルバムで、音楽の歴史において何か成し遂げたことがあるとすれば、これを聴いてくれたみんなに「こんな新しい聴き方ができるんだ」って提案できたことかな。それもタイムラグなしに世界中の人たちに。そもそも、グレッグと私がそれぞれ音楽を始めた時は、自分たちでアルバムを発売して日本やインドネシアやオーストラリアの方々に届けるのはまだ結構大変な時代だったけど、今はすごく簡単に世界中に届けることができる。インターネットですぐに公開してすぐさま聴いてもらえるなんて……音楽業界に起きたこの歴史的な転換はもっと利用しなきゃって思うわ。さらに、それでヴァン・ヘイレンの新しい楽しみ方を知ってもらえるなんて!

——そのあなたがたが今回提案してくれたヴァン・ヘイレンの新しい楽しみ方ですが、まず選曲はどのように行ったのかをおしえてください。基本的にデヴィッド・リー・ロスがヴォーカリストだった時代の作品から選ばれていますよね?

I:そうね。でも、別にサミー・ヘイガー時代を避けたわけではなくて(笑)、私たちの子供時代に聴いていた曲を選んだら自然にこうなったってことなのよ。子供の私たちでも聴いていたってことは、世界中でものすごく多くの人が聴いていたってこと。そのくらいポピュラーってことなのよ。そういう曲を選ぶことの意味って大きいと思うのよね。

――一番最後の曲「Diamond Dave」は『Ray Guns Are Not Just The Future』(2009年)に収録されている曲のセルフ・カヴァー、つまりこの曲だけオリジナルですね。10年前のアルバムにもともと収録されていたこの曲が今回のアルバムの伏線になっていたんだな、と感じます。

I:そう、この曲はヴァン・ヘイレンとデヴィッド・リー・ロスに向けた私たちからの愛そのものね。ただ、私は初期のヴァン・ヘイレンを観たことはなくて、あれは12年かそのぐらい前だったかしら……デヴィッド・リー・ロスが再加入した時のショウを初めて観たの。それでもすごく感動したわ。特にデヴィッドのショウマンシップは素晴らしいの一言よ。ヴァン・ヘイレンが音楽の歴史上どういう役割を果たしたか、デヴィッド・リー・ロスがロックンロールにどういう新しいジャンルを生み出したかを私に見せつけてくれたの。

――ええ、デヴィッド・リー・ロスは最初のソロ・アルバム『Crazy From The Heat』(1985年)でもビーチ・ボーイズ、ラヴィン・スプーンフルなどの曲をカヴァーしていました。デヴィッドのそうしたセンスやアプローチをあなたがたはどの程度参考にしたのでしょうか。

I:彼は本当にいいセンスを持っているわよね。私はそれらの曲のデヴィッド・リー・ロス・ヴァージョンが大好きだったし、今でも彼は間違いなく音楽とパフォーマンスの楽しさと遊び心を愛している素晴らしいアーティストだと思っているわ。参考にしたといえば、そういう楽しさと遊び心かしら。

"「Jump」のシンセのリフをヴォーカルに置き換えることも全然抵抗なかった。聴いてくれた人が「ヴァン・ヘイレンっていい曲のバンドなんだな」と分かってもらえるようにやってみたから"

――アレンジでいうと、ヴァン・ヘイレンでポイントとなるエドワード・ヴァン・ヘイレンのギター・リフが、ザ・バード・アンド・ザ・ビーで主軸になっている鍵盤を含めたエレクトリックな楽器での演奏に置き換えられているのが面白いと思いました。

I:アレンジについてはグレッグが話した方がいいと思うんだけど……代わりに話すと、グレッグはオリジナルのエディのギターのパートを尊重するように細心の注意を払っていたわ。ヴァン・ヘイレンでエディがギターの才能を発揮したように、グレッグもこのユニットでピアノの才能をもっともっと発揮するべきだと思う。そのために、伝統的なロックのアプローチではなくジャズの要素をもっと取り入れたのは大正解だった。コード・ヴォイシングを自由にしたのもね。私たちはカヴァーするアーティストを選ぶ時、いつも楽曲のオリジナル・ヴァージョンを尊重することだけでなく、私たちの楽曲としてしっくりとフィットするかどうかを確認しながらやるの。今回もそこはすごく慎重にやったと言えるわ。

――ただ、基本的にメロディや構成や尺などは大きく変えていない印象もあります。

I:ええ、そう。いつも可能な限り曲の構成は保つように心がけているの。私のヴォーカル・パフォーマンスもできるだけ同じ感覚で…って意識していた。尤も、私が女性だから何か所か歌詞を女性視点で歌ったわ。 あと、「Jump」のイントロ、原曲ではお馴染みのあのシンセサイザーだけど、グレッグはそれを私のヴォーカルで置き換えた方がクールだって言って。確かにザ・バード・アンド・ザ・ビーはハーモニーやヴォーカルをバックにしたりメインにしたり……とにかくいつもヴォーカルが何より中心のグループよね。だから「Jump」のシンセのリフをヴォーカルに置き換えることも全然抵抗なかったの。結果、カヴァーしたことで曲のタッチが少し軽くなったんじゃないかなと思う。私たちの音楽っていつもそんな感じなのよね。

――作業をする上で最も難しかった曲はどれでしたか?

I:「Hot for Teacher」か「Unchained」かな。両方ともヴァン・ヘイレンを象徴するような曲だから、正しくカヴァーをやり遂げることに神経をつかったわ。そのためにグレッグはそれぞれに2つか3つのヴァージョンを用意したのよ。すごく丁寧に慎重に作業したわ。

――では、あなた自身、最も好きなヴァン・ヘイレンの曲はどれですか? 

I:「Eruption」ね、今回カヴァーしてみてとても感動的だと気がついたの。聴くたびにサイレント・ムービーを思い起こさせるわ。それに気づかせてくれたグレッグのアレンジと演奏は本当に素晴らしい。2番目に好きなの「Runnin’ With the Devil」か、クレージーで飛び抜けて楽しい「Hot For Teacher」かな。

――このようにロック・クラシック、ポップ・クラシックを丸ごとカヴァーする試みからは、現在、ジャンルが枝分かれしていることで見過ごされがちなビッグ・ネームに新たな解釈を与える狙いも感じられます。あなた自身、若いリスナーたちへのそうしたミッションはどの程度感じているのでしょうか?

I:そうね……グレッグと私はこの丸ごと一人のアーティストをカヴァーするアルバムを作るという企画を始めた時に、ただ楽しそうと思っただけでなく、批評的なリスナーに見落とされているかもしれないバンドに敬意を示す、とてもいい機会だし、いいやり方だと思ったの。だから、たとえ全然違う別の解釈をしたとしても、聴いてくれた人が「ヴァン・ヘイレンっていい曲のバンドなんだな」と分かってもらえるようにやってみたの。それがミッションと言っていいのかはわからないけどね。

■The Bird And The Bee Official Site
https://www.thebirdandthebee.com/

■ハヤブサランディングス内アーティスト情報
http://www.hayabusa-landings.com/label/cava/HYCA-3088/

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【INTERVIEW】
ベックのバック・バンドでも活躍する西海岸の奇妙なミューズ〜アレックス・リリーがソロ・デビュー!
http://turntokyo.com/features/interviews-alex-lilly/

Text By Shino Okamura

Photo By Alexa Nikol Curra


Interpreting the Masters Volume II: A Tribute To Van Halen

The Bird And The Bee

Interpreting the Masters Volume II: A Tribute To Van Halen

LABEL : No Expectations / Release Me / CA VA? RECORDS / HAYABUSA LANDINGS
RELEASE DATE : 2019.08.09

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