INTERVIEWS : 28 June 2017

Ásgeir

Is the essence of the music of Ásgeir really a melody?

By Tetsuya Sakamoto

INTERVIEWS : 28 June 2017

Ásgeir

Is the essence of the music of Ásgeir really a melody?

By Tetsuya Sakamoto

アウスゲイルの音楽の本質は本当にメロディなのか?

3年ぶりとなるセカンド・アルバム『アフターグロウ』に寄せて

 アウスゲイルの生み出す音楽の本質はメロディにあるのではない。そのサウンド・プロダクションにあるーー彼の3年ぶりとなるセカンド・アルバム『アフターグロウ』を聴いた今、私はそう断言したい。世界中で話題を集めたデビュー作『イン・ザ・サイレンス』にはアコースティック・ギターを主体に生み出された温かなメロディがあったが、正直なところ前作はそのメロディと彼の美しい歌声のみが作品の通奏低音となってしまっていたことは否めないだろう。言い換えるなら、メロディと歌声を支えるサウンドの強度が不足していたといってもいい。

 だが、今作で彼はフランク・オーシャンやジェイムス・ブレイクがあっと驚いてしまいそうなほど、サウンド・プロダクションに凝っているのだ。それは彼の新機軸であるといってもよい、ヒップホップやR&Bを導入した「アンバウンド」にはっきりと表れている。かといって、穏やかなメロディの持つ美しさは決して衰えることなどなく、むしろプロダクションの軸がしっかりすることで、更に洗練されているといっていいだろう。アウスゲイルの主戦場は、フォークトロニカではない。あくまでもポップ・ミュージックであるーー彼の新作は如実にそれを示しているのだ。(取材/文:坂本哲哉)

Interview with Ásgeir Trausti Einarsson

ーーポップ・ミュージックとしての立ち位置を見事に表現した新作ですね。

アウスゲイル:うん、すごく満足しているし、やっとアルバムをリリース出来るからとても嬉しい気持ちだよ。というのも1年半がかりで作って、とても苦労したアルバムだし、その間に自分も成長できたと思うんだ。特にサウンドの幅が広がっているように思うよ。

ーーどのような部分が特に成長したと感じていますか?

アウスゲイル:実は今回のアルバムを作り始めた当初は、とにかく今までの自分とは違うことをやってみないと僕自身が音楽に対してエキサイトできないという状況にあったんだ。だから、サウンド的にもそうだけど、アレンジメントの面で実験をしてみようと思ったんだ。あと当時好きで聴いてた音楽の影響ももちろんあると思うんだけど、自分の音楽の好みってジャンルにこだわらないから、自分の音楽に通じるものがあるなと思う音楽はどんどん聴いて、取り入れてみた。それらが僕の血肉になり、音楽になって表れてきたと思っているよ。

ーー割と打ち込みや電子音を使った曲が多いようにも思ったんですが、ソングライティングの方法として何か変化はあったんですか?

アウスゲイル:実はほとんどの曲は今までと同じようにピアノやギターを使って作ったんだけど、一部の曲はコンピュータでビートを作って、それにシンセをのせたりして出来上がった曲もあるよ。そのアプローチは僕にとって新しいものだったと思う。

ーーその打ち込みの曲のビートはヒップホップやR&Bの影響があるようにも感じられました。

アウスゲイル:ああ、ヒップホップは今アイスランドで一番流行っているから、もしかしたその影響はあるかもしれないね(笑)。だからそういう意味では聴かざるをえなかったという状況もあるにはある。でも、ドレイクやビヨンセ、カニエ・ウェストのレコードは好きで聴くことが多いから、そこからの影響はあるかもしれないね。

"プロダクションの世界って、ハマっちゃうとそれだけで頭がいっぱいになってしまうくらい深いものだと思うんだよ"

ーー例えばそのドレイクやビヨンセ、カニエ・ウェストのレコードのどういった部分に影響を受けたと思いますか?

アウスゲイル:音楽っていろんな要素から成り立っているけど、最近僕はその中でも特にプロダクションというものにすごく興味を持っているんだ。プロダクションの世界ってハマっちゃうとそれだけで頭がいっぱいになってしまうくらい深いものだと思うんだよ。僕のファースト・アルバム『イン・ザ・サイレンス』のツアー中に、そういうプロダクションに興味を持ち始めたんだ。何というか、曲作りそのものというよりは、そこに後付けでのっている音のプロダクションが、さっき言ったレコードが面白く感じられる一番の理由かもしれないな。

ーー今作は歪んだ音とかノイズとかが含まれていると思いますが、そういったものもサウンド・プロダクションの一つなんですか?

アウスゲイル:その歪んだ音とかノイズとかをどの作品から学んだかっていうことは憶えてないんだけど、ディテールに凝る作り方の姿勢はさっき言ったレコードから学んでいるのかもしれない。僕はファースト・アルバムを作るときには、そういったことに全然興味がなくて、基本的に生楽器を鳴らして、その音の録り方とかその編曲とか、そういったところばかりに目がいっていたんだ。けれど、最近は一度曲が作り上がったあとにのせる音、例えばサウンドのレイヤーであるとか、本当に聴こえるかどうかわからないくらいの小さい音を加えるとか、そういったことで曲を飾っていくという実験の面白さに気づき始めたんだ。

ーーミックスやマスタリングにはご自身も参加されているんですか?

アウスゲイル:マスタリングの方はそうでもないけど、ミックスに関しては作曲やレコーディングと同様に重要だと思ってたから、かなり関わっているよ。

ーー制作全般にしっかり俯瞰して関わっているということであれば、歌詞についても同様のスタンスでしょうか? 前作『イン・ザ・サイレンス』ではお父様や友人たちの手助けを受けて歌詞を書いたと聞いています。今作はどのような形で歌詞を書いたのでしょうか?

アウスゲイル:今回も前作と似たような感じなんだ。最初はアイスランド語で書き始めて……というか、ほとんど同時進行で英訳をしながら進めていったんだよ。基本的にアイスランド語と英語で録っていくという形で進めていたんだけど、20~30曲と曲が出来てくると、どちらかに焦点を絞ってやっていきたいなと思って、最終的には英語でいこうということになったんだ。それで、前回と同じように父がアイスランド語で書いてくれたものを英訳した曲も3~4曲あるし、バンドのメンバーでもあり、『イン・ザ・サイレンス』でも歌詞を書いてくれたユリウスが書いてくれたものもある。それと僕の兄が書いてくれた歌詞もあるんだ。

ーーなぜ全て自分の手だけで歌詞を書かないのでしょうか?

アウスゲイル:歌詞を書くこと自体に自分は慣れていないし、子供の頃から歌詞に興味が向かないまま音楽に接してきたもんだから、ずっと歌詞がなくても音楽だけあれば言いたいことが言えるって思ってたんだ。でも、『イン・ザ・サイレンス』の時に比べると、今回の方が僕も歌詞を書くことに関わっているよ。1曲だけ、「ナッシング」という曲なんだけど、歌詞というよりは僕の断片的な言葉のアイディアを生かして一人で書いたんだ。何というか、最初メロディが浮かんだときに、一緒に浮かんできた言葉を歌詞として乗せたんだよ。曲としては短いものなんだけれど、これは僕の言葉だけで歌詞として成り立つなと思ったんだ。あと、主に兄の歌詞を書くプロセスにも、少なからず関わっているから、前作よりも僕は歌詞に関しては口を突っ込んでいるよ。前よりもアイディアが浮かぶようにもなってきたしね。前作は父やユリウスが書いてくれた歌詞を、ジョン・グラントが英訳してという感じで歌詞を書く過程は全く別物と思ってたし…。だけど今は、何となく、ではあるけれども、言葉で表現したいことも出てきてる。だから今後はもっと歌詞の方にも関わっていきたいと思っているよ。

ーー「Fennir yfir」の曲名はアイスランド語ですよね?

アウスゲイル:うん。実はこの曲は2015年の僕の誕生日に書いた曲でね(笑)。スタジオでいろいろ弄っているうちに出来てきたものがだんだん膨らんでいって……っていういってみればいつもの僕の曲の書き方で出来たものなんだけれど、一箇所途中で曲のキーが変化するところとかは自分でも良くできていると思うし、雰囲気も前作の曲とかと比べると一線を画している……説明が難しいんだけど、一風変わった曲になっていて、自分ではとても気に入っているんだ。ただ実のところ、具体的にこういうものにしたいとか、こういうことを伝えたいって頑張って書いた曲ではなくて、自然の流れで曲が膨らんでいったんだ。でも少なくとも僕の耳にはすごくパワフルに響く曲になっているよ。最初はアイスランド語で歌ってみて、どっちにしようかと悩みながら結局は英語にしようと決めてこのヴァージョンに落ち着いたんだ。あとこの曲はミックスにとても苦労したから、満足のいく出来になるまで数ヶ月かかったんだよね。後付けのプログラミングとか音作りに凝った曲でもあったから、それも時間がかかった理由なのかもしれないね。

ーーこれまでになく歌詞も含めてとても自然な流れで出来た曲が多いということですか?

アウスゲイル:そう、本当に自然な流れなんだ。いつもこれを頑張ってやろうみたいな感じではなくて、とりあえず何かいろいろやっているうちに出来てくる流れに任せるという感じ。何か浮かんできたら、割と早い段階でこれを膨らませていく価値があるかどうかっていう判断はできる方だと自分は思っているよ。

ーー例えば「アンバウンド」は、今までにはない骨太なベースラインを持ったしなやかなビートが浮き沈みしながら展開されていくことで、その背後にあるメロディの存在感が際立っているように感じました。また、「スターダスト」はティンバランドのベース・ヘヴィでバウンシーなトラックの影響を感じさせつつも、シンセとギターリフを緻密に重ねたり、エフェクトを効果的に使うことで、とても柔らかな曲に仕上がっていると思います。これらはとても新鮮なアプローチのように思いました。

アウスゲイル:まず「アンバウンド」の方だけれど、このアルバムに向けて最後に書いた曲で、ビートから作るのを始めた曲なんだ。ビートが出来上がったものをシンセで弄って、みたいな感じで作っているうちに頭の中から聞こえてきた“nothin let’s me back down”という一つのフレーズから歌詞を作っていったという感じ。自由とか縛られないとかそういうことを歌詞にしてみたいなと思っていて、この曲のサウンドをレコーディングする最初の日にたまたま兄が遊びに来ていて、さっきの歌詞のことを相談したら、兄はそこから歌詞を作ってくれて、割とスムーズに1~2週間くらいで出来た曲なんだよ。それと「スターダスト」の方なんだけど、こっちは実はアルバムに向けて最初に書いていた曲の一つで、ギターリフから膨らませていった。しばらく前から使おうと思っていたギターリフで、今回しっかりとした形でレコーディングをしてみようということになったんだ。それで、ヴァースの部分まではちゃんと録れたんだけれど、その状態で寝かせておいて、1ヶ月後くらいにサビの部分を思いついて、ようやく完成にもっていった曲なんだよ。歌詞に関してはHogni Egilssonが書いてくれたヴァージョンが曲に一番良いじゃないかと思って彼の詞を使ったんだ。この1曲だけ彼に歌詞を書いてもらって、今回はじめて彼と仕事をさせてもらったんだけど、子供の頃からの憧れの人でもあったから、今回一緒にやれてすごく楽しかったよ。

ーーヴォーカルに対する音処理も今作はかなり手を加えていますよね。例えば「アンバウンド」の中ではヴォーカル・エフェクトが使われていると思うのですが。

アウスゲイル:ああ、かなり使っているよ。ピッチシフターを使ったりね。最近は割と普通に使われているものだと思うんだ、特にピッチシフターを使って声を操作したりっていうプロセスはね。それを耳にする機会が多かったから、自分でもやってみたかったんだ。曲作りの中であくまで音楽的な使い方で、ヴォーカル・エフェクトを活かすことができればなってことで今回取り入れてみたんだよ。具体的にこの人が使っていたからというよりは、頻繁に耳にしていたからっていう要因が大きいね。正直、それまではさほどヴォーカル・エフェクトに関心がなかったんだ。さっき話したプロダクションに興味を持ったってのがまさにそこで、当時はプラグインだとかそういったものに対して全く考えが及んでいなかったし、自分が使うギターという楽器をしっかり弾いて音を録るところだけで終わっていたんだよね。

ーーただ、いみじくも、ギター1本でも曲を成立させることができる、ポップ・ミュージックとしての強度があることを今作は証明してもいると思うんです。昨日僕は《スポティファイ》で行われた今作の試聴会に参加していたのですが、その際にアコースティック・ギターでライヴを披露していましたよね。アコースティック・セットでもこれだけ説得力を持たせることができる今作の曲が、いざライヴでバンド・セットになるとどう変化していくのか、あなた自身はどう考えますか?

アウスゲイル:ああ、おそらくこれからのライヴ・パフォーマンスはかなり変わることになると思うよ。セット・リストも含めてここ何週間かかけていろいろ考えているんだけれども、確かに技術的なところでかなりレヴェル・アップしないと今作の曲はきちんとした形で演奏できないだろうなと思っている。なかなか難しい曲もあるし、そういう意味ではチャレンジングだと思うよ。今回のバンド・セットは6人でやることになっていて、ピアノ、ドラム、ギター、そしてキーボードが二人いてそのうちの一人がベースも兼任することになる。それにプラスで僕がキーボードとギターをやるという形なんだけど、ここ3~4週間かけてリハーサルをやってきてようやく良い感じになってきたから、なんとか出来るんじゃないかな(笑)。

ーーでは、ポップ・ミュージックという枠組みの中で、ライヴとスタジオ・ワークをどのように使い分けていこうとしていますか?

アウスゲイル:実をいうとライヴとスタジオ・ワークーー曲を書いたり、レコーディングをしたりいろんな要素があるけれどーーという中で、今までは曲を書いてレコーディングするということが一番楽しいプロセスだったんだ。それでライヴっていうのはここへきてようやく楽しみになってきたところがあるんだ。特に今作に関しては、ライヴでやるのが難しそうだから余計に楽しみなんだよ。いろいろ新しいこともやっているから、自分自身すごく楽しくやれるんじゃないかな。曲の選択肢も、アルバムが増えて、曲も増えたから、パワフルで大掛かりなショー用のセットともう少し親密な会場でやるときのセットという感じでわけることができるだろうしね。

ーーそういう意味では、同じアイスランドの先輩であるシガー・ロス、ビョークにも負けないポップスとしてのダイナミズムが備わってきたということですね。

アウスゲイル:ああ、レコード屋にいって自分のレコードがシガー・ロスとビョークと一緒に並んでいるとすごく誇らしい気持ちになるよ。だからこのアルバムもそうなって欲しいなって思うね(笑)。

■amazon商品ページはこちら

Text By Tetsuya Sakamoto

Photo By Naomi Circus


Ásgeir

Afterglow

LABEL : Hostess Entertainment
CAT.No : HSE-6393
RELEASE DATE : 2017.04.28

■Hostess Entertainment HP内 作品情報
http://hostess.co.jp/releases/2017/04/HSE-6393.html

■Hostess Entertainment HP内 アーティスト情報
http://hostess.co.jp/artists/asgeir/

FUJI ROCK FESTIVAL ’17

7.30(Sun) WHITE STAGE出演
http://www.fujirockfestival.com/


MORE FEATURES

  • FEATURES : 25 October 2017

    Superorganism

    2017年のポップ・ミュージック最大の謎?! 予想外のアクシデント?! 現行ポップの景色を変えるSuperorganismとは何者?!

    By Daichi Yamamoto

    “ポップ・ミュージック、Superorganismを発見”……それは2017年に起こった最も記憶されるべき出来事であり、最も予想外のアクシデントだ。もちろん良い意味で。そう断言していい。それは今年3月

  • FEATURES : 21 October 2017

    Beck

    ベックは音楽の歴史そのものだ! 『メロウ・ゴールド』から新作『カラーズ』まで――ベックのオリジナル・アルバム・ガイドで来日予習! 

    By Shino Okamura / Tetsuya Sakamoto / Yuta Sakauchi / Yasuyuki Ono / Nami Igusa / Keigo Sadakane / Kohei Ueno

    グレッグ・カースティンがプロデュースを手掛けたニュー・アルバム『カラーズ』は、ベックがアメリカの音楽の歴史の中で最も重要な……いや、世界規模であらゆる国の新旧大衆音楽の位置付けを見直し、それをアップデ

  • INTERVIEWS : 20 October 2017

    kitty, Daisy & Lewis

    アメリカにアラバマ・シェイクス、ロバート・グラスパーがいるならイギリスにはこの兄姉妹がいる! キティ・デイジー&ルイスが1月来日決定

    By Shino Okamura

    キティ・デイジー&ルイスのことを、いまだに1950年代前後のルーツ・ミュージックに傾倒するロンドンのレトロ・キッズたちだと思っていたら、それはもうとんでもない損失だ、ということをまず断言しておきたい。

  • INTERVIEWS : 22 September 2017

    Moses Sumney

    モーゼス・サムニーの清くダークな歌世界、それは誰の胸にも宿る天国と地獄~ サンダーキャット、ジェイムス・ブレイク、スフィアン・スティーヴンスまでもを魅了したシンガー・ソングライター、ついにファースト・アルバムをドロップ!

    By Shino Okamura

    本人と思しき男性が体の後ろで手を組み、飛び込むかのように前方にジャンプしている後ろ姿。前かがみになっているため頭は見えない。その様子は、例えがよくないかもしれないが、まるで捕らわれの身となった囚人のよ

  • INTERVIEWS : 21 September 2017

    The Horrors

    ザ・ホラーズ~ダーク・サイドへの帰還と、そこから始まる新たな旅路

    By Hiroko Aizawa

    ザ・ホラーズが久々にダークな側面を打ち出して3年ぶりに戻ってきた。デビュー・アルバムである『ストレンジ・ハウス』は、ダークでオカルト的な雰囲気も持つガレージ・ロック。その時期、多くのガレージ・ロック・

  • FEATURES : 21 September 2017

    Knox Fortune

    チャンス・ザ・ラッパーとインディ・ロックの壁を破る男!?シカゴのニュー・カマー、Knox Fortuneって誰?

    By Daichi Yamamoto

    ここ3年ほど、チャンス・ザ・ラッパーやヴィック・メンサを中心としたクルー=セイブマネーとその周辺のシカゴのヒップホップ、R&Bシーンから多数の才能が産み出されていることはご存知の通り。昨年も

  • FEATURES : 15 September 2017

    Thurston Moore

    なぜ今無骨なバンド・アンサンブルなのか? 音響をロックンロールでダイナミックに構築するサーストン・ムーア・グループ来日ツアーに期待するもの

    By Tetsuya Sakamoto

    サーストン・ムーアの音楽のとらえ方が少し変わったと思ったのが、彼がエレクトリック・ギターからアコースティック・ギターに持ち変えた『デモリッシュド・ソウツ』(2011年)だった。その奥行きと浮遊感のある

  • INTERVIEWS : 08 September 2017

    Queens Of The Stone Age

    ジョシュとトロイが語る、ただただロックンロール・バンドでいるために必要だった引き算の美学~新作が初の全英1位を獲得したクイーンズ・オブ・ザ・ストーンエイジの未来

    By Tetsuya Sakamoto

    クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジは確かにデンジャラスなロックンロール・バンドだ。全米チャート1位となった前作『ライク・クロックワーク』に続いて、初めて全英チャート1位を獲得したニュー・アルバム『