「ただずっとライヴで経験を積んで人と繋がっていった」
ハニーグレイズのYuri Shibuichiが語るサウス・ロンドン、そしてダン・キャリー
昨今のUKインディ・シーンの震源地であるライヴ・ハウス《The Windmill》出身、ウェット・レグやフォンテインズD.C.など話題作続出のプロデューサー、ダン・キャリーの肝いりで彼のレーベル《Speedy Wunderground》からデビュー。そうした形容の華々しさを裏切るかのように、3ピース・バンド、ハニーグレイズが自らの名を冠したデビュー・アルバムは、そっけないほどシンプルで飾らない。「Young Looking」「Souvenir」などにある、自身のコンプレックスや性格を静かに見つめるリリックが全体のトーンとなるなか、60’sのスタイルを借りた、しかし現代的なドライなユーモアを持つポップ・ソング『Female Lead』や、コーネリアスやトーキング・ヘッズの名前が浮かぶトリッキーなリズムの上で自尊心との闘いが歌われる「Half Past」は一段と出色だ。ラストのフォーキーでドラマティックなナンバー「Childish Things」まで、煌びやかなギミックはほとんど見当たらず、しかしトリオとしての潜在能力と将来性を確認するのに十分の仕上がりとなっている。今回インタビューに答えてくれた2001年生まれのドラマー、Yuri Shibuichiの言葉からも、彼らが多彩な音楽的滋養を持ち、サウス・ロンドンのシーンと関係を持ちながらも決しておもねらずに活動していることを感じていただけるだろう。
(インタビュー・文/駒井憲嗣)
Interview with Yuri Shibuichi
──ファースト・アルバムのリリースから数日経ちましたが、今どのような気持ちですか。
Yuri Shibuichi(以下、Y):素晴らしい気持ちですね。1年前くらいにレコーディングして、ずっと長い間待っていたので、リリースされて、何ていうんだろう……安心しました(笑)。
──最初に、Yuriさんご自身について伺わせてください。お母さまが山崎亜弥子さん(現在ロンドン在住の歌手/アーティスト)なんですよね、お生まれもロンドンですか?
Y: スペイン生まれで、3年マドリードにいて、3歳からロンドンにいます。日本には住んだことがないんです。
──ロンドンでは、ドラマーとしてどのようにキャリアを築いていったのでしょうか?
Y: 突然始まった気がするかな。ハニーグレイズの前には3つか4つくらい違うバンドでドラムをやっていて、それ以外ではベーシストをやっていました。今はハニーグレイズをメインでドラムを続けていていくと思っていますが、それまでは普通にただもうずっとライブをやって経験を積んで、人と繋がっていったりしましたね。
──サウス・ロンドンのライヴ・ハウスのシーンは、ロックのバンドもありジャズのバンドもあり、とジャンル的にクロスオーバーしている場所なんでしょうか。
Y: ポストパンクとかインディーズ、オルタナティブのシーンはコンテンポラリーなジャズシーンとは交ざってないかもしれないです。けれど、ロンドンの音楽シーン自体そんなに大きくなくて、みんながお互いを知ってる感じなので、そこでコラボレーションもあったり。毎日ライヴに行って新しいアーティストを見て、本当に何を見るかわからないまま毎日会場に入って行くので、いろんなところからインスピレーションが自然に入ってくるんですよね。
──2019年と2020年にソロ名義でのアルバムをリリースされていて、同年、Max Balinというアーティストの作品に参加されてますよね。
Y: 大学在学中に一緒に作ったものかな。20秒くらいベースをやったくらいでした。彼は大学のために3年間ロシアからロンドンに来ていたんです。
──ハニーグレイズのヴォーカル/ギター、Anouska Sokolowもロシア系の名前ですが……。
Y: 名前自体は確かにそうかな……でも彼女はフィリピン系ですね。
──ハニーグレイズにはもう一人アジア系のYuriさんがいて、かなりグローバルなユニットだと思いますし、いまのアジア系のアーティストに対しての世界規模での高い注目を、ある種象徴していると思います。Yuriさんはスペイン生まれということで、そもそもそういう感覚って全然意識しているところではないかもしれませんが、今日のいわゆるアジア・ハイプみたいなところも含めた、アジア系のアーティストや音楽家に対する注目については、どのように受け止めていますか?
Y: どうでしょうね。全然ピンとこないですね。日本の音楽シーンも全然知らないですし、メディアでもどういうことが話されているのかも見ないし。日本語読めない人なので。
──まったく読めないんですか?
Y: 読めないし書けないんですよ。しゃべれるだけ。
──例えばミツキやササミ、ジャパニーズ・ブレックファーストなど、日本に限らずコリアンも含めた東アジア系のアーティストが、インディ・ベースでの活躍から世界規模での評価を得て、どんどんオーバーグラウンドになっている印象があるんですよね。ではYuriさんの中にはジャパニーズ・アイデンティティというのはあまり強くない?
Y: 自分の中では日本人なんですけど。でも日本で育ってないし住んだこともないので、そう言ったらイギリス人かな。考え方もWestの世界(西洋)ですね。
──それでは、一番影響を受けたアーティストは誰ですか?
Y: 難しいですね……CANのドラマー、ヤキ・リーベツァイトはすごく大きな影響を受けました。それから坂本龍一さんにも結構影響を受けています。最近のアルバム『async』は素晴らしいと思いました。あとはジャズ系ではブライアン・ブレイドなど、いろんな人から影響を受けています。
──ハニーグレイズが作ったSpotifyのプレイリストには、コーネリアスやレイ・ハラカミも入っていて、なるほどと思いました。
Y: 細野さんやハラカミさんも好きで、ハニーグレイズのメンバー3人ともYMOのファンです。でも、お父さんお母さんが流してくれた音楽しか知らないので、それ以外の日本の音楽は本当にブラインドなんです。
──でもそれだけフラットで、先入観なしにいろいろな国の音楽を、イギリスに暮らしている若者として触れてきたということですね。サウス・ロンドンは新しいジャズのメッカのような捉えられかたもありますし。アメリカでも西海岸のLAあたりは例えばサンダーキャットのように新しいジャズの動きがあって。ヒップホップもR&Bもハウスも全部通過して、底辺では全部繋がっているという感覚のジャズ・ミュージックが、サウス・ロンドンもLAも共通している。Yuriさんもいろいろな音楽を通過した上で、ジャズという独立した感覚というよりは、いろいろな音楽がミックスされた中でジャズというものが新しくある、という認識ですか?
Y: 完全にそうです。エズラ・コレクティヴやユセフ・デイズのトリオ、チャーリー・ステーシーとか、すごく混ざった、でもフュージョンではないんですけど、近寄ってきている。ファンク、ジャズ、ヒップホップ、ロックと全て混ざったものが今ロンドンのジャズシーンで流行っているというか、起こっていますね。
──そう言う意味でYuriさんがドラムをメインで活動されているのは、ある意味すごく今の時代らしいなと感じますし、新しいの時代を動かす力になり得るのかなという気がします。もっとジャズ・セッション・ドラマーみたいなこともできるんじゃないですか。
Y:いつかやってみたいですね。
──それでは、ハニーグレイズについて聞かせてください。最初はヴォーカルのAnouskaのソロ・プロジェクトからスタートしたそうですが、どんな出会いだったのですか?
Y:AnouskaはTugboat Captainというバンドでシンガーだったんですけれど、そのバンドがライブをやっているシーンで、自分が違うバンドでライヴしていた時に知り合いました。でもその時はちゃんと話したことはなくて。彼女はそのバンドで既にハニーグレイズというアーティストネームでパフォーマンスしていたんです。それで、ブリクストンにある《The Windmill》のティム・ペリー(ブッキング・マネージャー)がAnouskaにライブをしないかと連絡してきたことから、バンドでやりたいってなって。そこで初めてAnouskaから「ドラムやってくれないか」って電話がきて、そこでちゃんと知り合いました。
──音楽的なバックグラウンドについては、Yuriさん、そしてベースのTim Curtisと共通項はありましたか?
Y:みんな一緒のライヴのシーンで活動していたから、どういう音楽が好きだったかは何となく一緒でした。Timはジャズ系を知っていて、Anouskaはもう少しシンガー・ソングライターやフォーク・ミュージックを知っている人。だからハニーグレイズはすごい混ざり具合です。
──最初に3人で音を鳴らした時に、みなさんの中でフィットした感覚があったんですか?
Y:ありましたね! ハニーグレイズの初めてのセッションは、その前にやってたバンドの人たちと比べると全然違いました。3ピースなので本当に音の〈間〉があって、初めてのリハーサルでは、みんなちゃんと聞いてるな、という感じがしました。だからそこですぐ「あ、これは何か良いことやってるな」と思いましたね。
──その後はすぐセッションを重ねて曲作りをしていったのですか?
Y:南ロンドンにダン・キャリーのスタジオがあるんですけれど、そこから2分くらい歩いた所にもう一つスタジオがあって。以前はレコーディング・スタジオだったのがリハーサルスタジオに変わったところで、ダンからずっと使っていいよと言われて、そこで集まってジャムったりすることが多いですね。アイディアがひとつあってそれでいろんなことを試して、そこで作曲する感じですね。
──確かにハニーグレイズのサウンドにはスリー・ピースのバンドのアンサンブルが核としてありますが、Anouskaの声の魅力も相まって、シンガー・ソングライター的な要素もあると思うんですよ。曲の作り方としては、宅録でデモを作ってそれをバンドサウンドにビルドアップしていくこともあるのかなと思ったんですが、セッションがメインですか?
Y:いやいや、今はスタジオでセッションしていますが、ダン・キャリーと会う前は、うちにベッドルームスタジオのセットアップのようなものがあって、そこで3人みんなで少しずつアイディアを足して録音して足して、本当に小さいこともパーフェクトにしていって、という作業を6ヶ月くらいはやっていたかな。最初はEPを出すつもりだったんです。5曲くらい完成したところでリリースしようと考えていたときに、ダン・キャリーから声かかって、アルバムを作ることになりました。だから、彼と会ってからは変わりましたね。
──ダン・キャリーが手掛けるとなぜこんなに魅力的なバンド・サウンドになるのか、多くのリスナーが知りたがっていると思います。Yuriさんは一緒にレコーディングをして、彼のスタジオワークのどこに秘密があると感じますか?
Y:ストレッタムにあるスタジオのセットアップは、本当にただの部屋なんです。そこにでかいデスクがあってすごくいろんなものがあって、ドラムキットがあって、横にベースアンプがあってギターアンプがある。ダンのプロダクションってベースとドラムにパンチがすごいあると思うんですよね。セットアップで何をやっているのかわからないけど、いろんなところに小さいマイクが置いてあって。そこで時間をかけてサウンドをパーフェクトにしていくんだと思います。それからプロデューサーとしては、アーティストからしたら安心できる環境を作るのがすごくうまくできているんですよね。エンジニアのアレクシス・スミスも、問題とか出てきたらすぐ自分でOKにしてくれる人なので、何も余計なことを考えなくても自由に音楽が作れる環境なので、それかな。
──基本的にオーバーダビングをしないレコーディングなんですよね?
Y:スクイッドやブラック・ミディとかもそうですが、オーバーダビングはしましたけど、基本はライヴです。途中でパンチインするとかはなしで、ベース、ドラム、ギターは初めから終わりまで全部ガーっと演奏して、良かったらそれでいく、その上にちょっとオーバーダビングするくらいで。
──バンドの勢いをきちんと音に閉じ込めているサウンドだと思いました。サウス・ロンドンのバンドでダン・キャリーがプロデュース、それだけ聞くとポストロック的なことイメージするリスナーは多いと思いますが、今回のアルバムは良い意味で裏切られますよね。
Y:《Speedy Wunderground》の中でも、シングル・リリースの曲とアルバム・リリースの曲は比べて全然違うなと思ったから。例えばTiñaのアルバムを初めて聞くと《Speedy Wunderground》のバンドじゃないと思うんですよね。でもシングルを聞くとすぐ、あ、これ絶対《Speedy Wunderground》だなってわかる。
──アルバム『Honeyglaze』は全体的にゆったりとしたムードがありますし、ポストロックというよりも、オーセンティックでコンパクトなポップソングを鳴らそうとしてるんじゃないかと感じました。バンド内で話し合ってそうなったんですか?
Y:レコーディングした時にはそんなにオーセンティックな雰囲気を出したいって言ってなかったかも。デビュー・アルバムですし、その時にはそれ以外曲がなかったから、ライヴ・ショーみたいな感じでレコーディングしたいかなって言って、たぶんダンはそれを受け取ってすごくオーセンティックでrawerな感じで、それを考えながらレコーディングしたのかな、とも思います。でも他のアーティストとの差別化については、ハニーグレイズからするとそんなに考えなかったかな。《Speedy Wunderground》のファンではあったかもしれないけど、ダン・キャリーがプロデューサーとしてすごくコラボレートしたかったから、このアルバムができた。
──ポストロック的というところだと、アルバムの中でそれを一番感じたのは7曲目の「Half Past」でした。リズム的にはポストロック的なものが一番出てる曲と思いました。
Y:この曲は他の曲と全然違うプロセスだったんです。歌詞とかメロディとか何もなく、ただギターのアイディアが一個あって、3人でAセクション、Bセクションとジャムして、あっこれいいねって、そこにパズルっぽくひとつずつはめていく書き方をしました。だからポストロッキーなマスロックっぽい感じの雰囲気がでたんだと思います。
──「Half Past」のような作り方はバンドとしては初めてだったんですか?
Y:基本はAnouskaが曲としてコードとメロディと歌詞をTimと自分に持ってきてアレンジしたっていう感じでした。「Deep Murkey Warer」とか「Shadows」のように、Anouskaがセッションに来て、こんな曲ありますって一回弾いてくれて、そこにTimと自分がジャムしてアレンジしながらやっていって出来た曲もあったし、「Burglar」は「Half Past」とプロセスは似ていて、いろいろなことを試してはめていった感じですね。アルバムのオープニング「Start」はまた全然違って、ただダンのレコーディングスタジオでジャムしたものを録音しました。
──ハニーグレイズのリリックは日常的で内面を素直に歌っているものが多いと思うんですけど、歌詞についてはAnouskaがアイディアを持ってきて、それを作っていく感じですか?
Y:歌詞については自分とTimは触らないです。Anouskaの歌詞の書き方は、普通の日常のことを話していて、誰もがすごく自分の前の経験にコネクトできる、そういう気持ちを出そうとしている感じはありますね。すごく素晴らしいシンガー・ソングライターなので、全て彼女に任せています。
──「I Am Not Your Cushion」では、女性が“男性の彼女”としか見られないことに対する抵抗をテーマにしていたり。飾らない言葉を通して、日常で感じる居心地の悪さを丁寧に言葉にしていくさまが、リスナーの共感を呼ぶのだと思います。
Y:そうですね。
──「Burglar」はチャールズ・ブコウスキーの詩にインスパイアされたということですが、映画や文学などから影響を受けて曲作りに反映されることは、みなさんありますか?
Y:Anouskaは詩が好きな人で、歌詞と詩がリンクしてますけれど、音楽を作ってる時は、そんなに映画とか文学はリンクされてないかな。
──なるほど。YouTubeでライヴを拝見しましたが、俳句をMCの代わりにやるっていうパフォーマンスが印象に残りました。最小限のフォーマットで最大限の効果を生む、という意味で3ピースの編成と俳句に共通点を感じたのですが、このアイディアはどのようにして生まれたのですか?
Y:これはもう、本当にただのジョークで出てきたんです。一度ライブのはじめの方でなんか俳句やる?みたいな感じでやって、それでみんなが「すごく良かったよ」って言ってくれたから、それからずっと俳句をやることになって、それが続いてるだけなんです。
──特にバンドの音楽性とリンクしている訳ではなく、単純に楽しんでもらいたいと。
Y:あと俳句のフォーマットの中でインフォメーションを伝えようとすると、普通の文章みたいに言わないから、すごく不思議な感じに聞こえるんですよね。ちょっとダークな雰囲気が好きで、続けていますね。
──それからYuriさんは、熊坂出監督の映画『プリテンダーズ』(2021年10月公開)、『恋い焦れ歌え』(公開中)で音楽を担当されています。今後、映画音楽を手掛けてた経験がハニーグレイズのサウンドやドラマーとしての活動に影響出てきたり、フィードバックされたりすることはあるでしょうか?
Y:ハニーグレイズのセッション中に新しいアイディアが出てきたら、もしかしたらクロスオーバーがあるかもしれない。映画の音楽を作ると、音楽の作り方に対して考え方が結構変わるなと気づいて。その考え方をハニーグレイズに使ってみようかなということもよくあって。今回のアルバムの中でのドラムは普通だと思いますけれど、ドラマーとしてドラムの楽器をもう少し違う使い方をしてみたいんです。
──熊坂監督の作品については、日本とロンドンでのやり取りだったと思いますが、映画のラッシュを見ながら画にあわせて音を考えていくという作り方だったのですか?
Y:『恋い焦れ歌え』はスクリプトを読みながら作曲しましたね。頭の中でイメージした映画で音楽を作っていきました。『プリテンダーズ』も最後の方にラフカットをいただいてちょっと違うこともしましたが、基本的には同じでした。
──映画音楽を作っている時の頭とバンドマンとしての考え方の違いについて、もう少し説明をお願いします。
Y:プロセスは全然違いますね。映画音楽は一人で作るものだったので、自分の世界に入っていっちゃう。自分の世界にリスナーを連れ込んでいくもので、自分のキャラクターだけをだせる。。でもバンドマンとしてはTimとAnouskaの声もちゃんと聞いて三人でアレンジする、そこがマジックなので、全然違いますね。
──今後ハニーグレイズの活動ですごく忙しくなると思いますが、ソロや映画音楽も継続してやっていきたい?
Y:音楽だけのソロ・アーティストとしてはそんなに考えてないですけど、映画の音楽を作るのはずっとやっていきたいと思いますね。
──4月の終わりにはウェット・レグとツアーを敢行しましたね。ウェット・レグはデビュー・アルバムがUKのアルバムチャートで1位になりましたが、一緒にツアーをまわって反響はどうでしたか?
Y:おもしろかったですね。ウェット・レグは本当にみんな良い人たちで、ずっと笑ってました。みんなギャグっぽいんですけれど、カリスマがすごいですね。彼女たちは8週間くらいツアーやっている時で、みんな疲れてそうだなと、休みたい雰囲気が出てきてましたけど (笑) 。すごく楽しかったです。
──今後はハニーグレイズとしての単独ツアーも控えています。10月にはロンドンの《Jazz Cafe》でライブを行うそうですね。
Y:それも(ジャズがメインの会場だからというわけではなく)ライヴ・ハウスとしておもしろい場所だからやってみたいという感じで選んだのだと思います。ライヴする時ハニーグレイズとしてはドラマーが真ん中にいてフロントが二人ではなく、みんな3人で前に並びたいので、ステージが横に長くて前後は狭いジャズカフェを選びました。《THE 100 CLUB》というライヴ・ハウスもそうですね。
──ツアーを前に、気持ちを新たにしたことはありますか?
Y:みんなで思っていることは、楽しんでやろうということでした。ツアーをしているとストレスが溜まることもあるし、ずっと一緒にいるから、できるだけ楽しんでやって。音楽を作る方は、自由にパフォームして新しい音楽を作っていきたい。イノベートしたいです。
──まだコロナ禍が続いてますけれど、是非日本でも!
Y:行きたいです!夢ですね、本当に。
<了>
Text By Kenji Komai
Honeyglaze
Honeyglaze
LABEL : Speedy Eunderground / Big Nothing
RELEASE DATE : 2022.05.04
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