ブロック・バーティーのフロントマン、ケリー・オケレケが、3年振り3枚目となるソロ・アルバム『ファザーランド』を10月にリリース!
2004年のデビュー以来、5枚のアルバムを発表しているブロック・パーティーを牽引しているケリー。2012年に発表したブロック・パーティーの4作目『フォー』が全英3位を記録とUKロック・シーンに君臨し続けている。そんな彼が2014年のセカンド・ソロ・アルバム『トリック』以来3年振りとなる新作を完成させた。これまでの2作は“ケリー”名義でのリリースだったが、今作では初めてフルネーム“ケリー・オケレケ”を用いている。これまでで最も成熟した作品という『ファザーランド』は、留まることを知らないケリーの音楽的進化や冒険的な部分が反映されているそう。さらに、ゲスト・ヴォーカルにイヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダー、コリーヌ・ベイリー・レイも参加。早速新曲「Streets Been Talkin’」が公開に。ケリー曰く、「この曲はアルバム制作の早い段階で書き上げたもので、恋愛や時の経過というものの切ない頌歌」とのこと。
デリケートなフォーク、ソウル、ダブ、レゲエを盛り込んだサウンドという今作は、昨年12月に娘サバンナを授かり、父となったケリーが、愛娘と自身の関係をドキュメントしたアルバムとのことで、故にタイトルが『ファザーランド』。
「エリオット・スミスの『イーザー/オア』、ニック・ドレイクの『ピンク・ムーン』、ジョニ・ミッチェルの『ブルー』、そしてアル・グリーンの『アイム・スティル・イン・ ラヴ・ウィズ・ユー』をよく聴いていた。収録曲を通して言葉や感情を伝えるというのは、僕にとって不可欠なこと。今僕は人生の新たな門出に立っていることは理解している。だからこのアルバムが娘サバンナと父親達との関係、そして彼女が誕生する前の父親達についてのドキュメント作品であることは確かだよ。彼女に知ってもらうことは重要なんだ、全ての答えを与えることはできないけど、僕らは最大限に努力してるってことをね」とケリー。
これまでには見られなかったケリー・オケレケを堪能できる作品になる予感。アルバム発売が待ち遠しいところだ。