RELEASES : 15 September 2017

R.E.M.

90年代を代表する大傑作 R.E.M.『Automatic For The People』25周年記念盤が11月10日に世界同時発売!!

このニュースには久しぶりに心が躍った。ウォー・オン・ドラッグスやケヴィン・モービーの新作を繰り返し聴きながら、今、このアルバムに改めて向き合ってみたいとちょうど考えていたところだったから。カート・ヴァイルとコートニー・バーネットがタッグを組む時代、今日的なギター・オリエンテッド・スタイルのロック音楽の源流はどこにあるのか? ルーツ・ミュージックとしてのギター・ロックを未来に進めるためのヒントはどこにあるのか? そして、その回答になりえそうな作品の一つがこのR.E.M.の『オートマティック・フォー・ザ・ピープル』ではないか、と。

最初のリリースから実に四半世紀。いくつもの代表曲、ヒット曲を生んだこの大ヒット・アルバムが一つの分水嶺のようになり、その後90年代後半に向かう中で、バラッド〜ゴシック・アメリカンのような音楽、分野が広く検証されることとなり、室内で丁寧に曲が作られていくことの豊かさが、オルタナの時代の中で見直されていくこととなったことは説明するまでもないだろう。と同時に、オルナタの時代に拮抗できるダイナミックなメロディを細かな作業の中に与えることができるという事実も、このアルバムは証明してみせた。個人的にも音楽の捉え方を大きく変えてくれた90年代の最重要作が、25周年アニバーサリー・エディションとしてデモ録音を集めたディスク、ライヴ・ディスクなどを加えてリイシューされることになった。

いつ、何が突然リリースされたり再発されてもおかしくない今の時代、大抵の作品がサブスクリプション・サービスや動画サイトで聴けるようになり、“あれはどんな作品なんだろう?”と聴きたくて聴きたくてウズウズしては妄想するような、そんなワクワクする機会は減ってしまった。しかしながら、新作と旧譜を同じプレイリストに乗っけることで時系列関係なく、聴き手が自在に歴史の見直しができ、必然を提示できる時代でもある。あるいは、そんなシーズンだからこそ……のリイシューなのかもしれないと思えるほど、ジャストなタイミングでの再発だ。現代はヒップホップとR&Bのシーズンだろう。だが、ギター・ロック復権を予感させるシーズンでもあるのではないか。このリイシューのニュースを前に、今、筆者は本気でそう感じている。近いうちに、USギター・ロック復権の記事をこのTURNで公開する予定だ。(岡村詩野)

以下、レーベルのプレス・リリースから。



R.E.M.が1992年に発売したアルバム『オートマティック・フォー・ザ・ピープル』の発売25周年を記念して同作のアニヴァーサリー・エディションをリリースすることを発表した。リマスターされたアルバムはさまざまなフォーマットでリリースされるが、最も注目となるのは3CDと1ブルーレイの4枚組ボックスのデラックス・ヴァージョンで、アルバムの全てをドルビー・アトモスでミックスした音源が収録されたブルーレイ・ディスクが付いている。

アルバム『オートマティック・フォー・ザ・ピープル』とナタリー・マーチャントをフィーチャーしたボーナストラック「フォトグラフ」はアルバムのオリジナル・プロデューサーであるスコット・リットとオリジナル・エンジニアのクリフ・ノレルの二人によりドルビー・アトモス仕様でリミックスが施された。このドルビー・アトモスという最新テクノロジーは、 ステレオが提供できるサウンドをはるかに超えて、広範で流暢なオーディオでのサラウンド・サウンドの飛躍を得て、よりリスナーが没頭できるサウンドが実現させ、リスナーを多次元のオーディオによってレコーディング・スタジオ内に移動させる。これは、音楽を聴く時間がとても活気的で変革的な体験であることを思い起こさせ、1992年に最初にこのアルバムを聞いたときに感じた感情を再燃させる。この表現力豊かなドルビー・アトモス・ミックスが商業的にリリースされるのは今回この『オートマティック・フォー・ザ・ピープル』のデラックス・エディションが初となる。

さらにデラックス・ヴァージョンには今回初リリースとなる楽曲が多数収録。『オートマティック・フォー・ザ・ピープル』のセッションでの未発表デモを20曲選曲されており、その中の「マイクズ・ポップ・ソング」は本作で初公開となる音源。

今回の25周年記念エディションのディスク2には、『Live At The 40 Watt Club 11/19/92』と名付けられたR.E.M.の地元、ジョージア州アセンズで1992年11月19日に行ったライヴ音源を収録。この年にR.E.M.がライヴを行ったのはたったこの1回だったという貴重な音源になっており、スティーヴン・マーカソンがオリジナル・アナログ・テープからのリマスタリングを施している。

LPサイズの4枚組ボックス仕様のデラックス・エディションには、アントン・コービンやメロディ・マクダニエル撮影による未発表写真、メンバー4人の最新インタビューを行ったスコットランド人音楽ジャーナリスト、トム・ドイルの新ライナーノーツなどを掲載した60Pの本も同梱。ブルーレイ・ディスクにはドルビー・アトモスのミックスに加え、ハイレゾ・マスター音源、7曲のミュージック・ビデオ、さらにオリジナル・リリース1992年時のEPKも含まれている。

また、25周年記念エディションは、デジタル・ダウンロード・カードが付いた180g重量盤LPと、オリジナル・アルバムと『Live At The 40 Watt Club 11/19/92』の2枚組CDも発売される。

■R.E.M.プロフィール&『オートマティック・フォー・ザ・ピープル』について

史上最高のロック・アルバムの1枚として広く認められている『オートマティック・フォー・ザ・ピープル』は R.E.M.の8枚目のスタジオ・アルバム。ニューオリンズからシアトル、ホームタウンのアセンズ、さらにはマイアミまでさまざまなロケーションでのセッションから生まれた1枚。ローリング・ストーン誌が選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500にもランク・イン。 レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズが4曲、ストリングス・アレンジメントで参加。1992年10月にリリースされ全英チャート1位、全米チャート2位を記録し、1,800万枚の世界セールスを上げた。

マイケル・スタイプは本作から「死」をテーマにしたアルバムを多く発表するが、「死とは多くの作家が長く取り組んできたテーマ。死によって人生の美しさとはかなさを知り、今の瞬間を思い切り生きようと思う。死は突然やってきて、みんなそれを知っている。僕はこのアルバムが最も結束力のあるレコードだと思う。最初から最後まで力強い作品」とマイク・ミルズは語っている。

1991年にアルバム『アウト・オブ・タイム』でマルチ・プラチナム・ヒットを記録し一気に世界中で人気が広がったR.E.M.。しかしながら、R.E.M.はそれ以降ツアーをしない決断を下し、自分たちの音楽をさらに探求。本作品の録音はスタジオでの実験や遊び心がふんだんに取り入れられ、その結果彼らが得た名声に関する不気味であいまいなコメントに満ちた壮大なアコースティック・サウンドを展開。「エヴリバディ・ハーツ」、「ドライヴ」、「ナイトスウィミング」、「マン・オン・ザ・ムーン」のような有名曲だけでなく、今日では「トライ・ノット・トゥ・ブリーズ」や「マンスリー・ガット・ア・ロウ・ディール」などの曲も現在の音楽やポップ・カルチャーに共鳴している。

1980年に結成された伝説のグループは、複数のグラミー賞を受賞し、15曲のスタジオ・アルバムを制作したほか、数多くのヒット曲やライブ・ドキュメンタリーといった作品を生み出し、オルタナティヴ・ロックのジャンルへ深く貢献し、世界で最も売れたアーティストのうちの1組。30年間の彼らのキャリアは音楽の遺産のひとつとなり、自分たちで道を切り開こうとするミュージシャンのモデルとなった。 R.E.M. (ビル・ベリー、ピーター・バック、マイク・ミルズ、マイケル・スティープからなる)は2007年にRock&Roll殿堂入りし、2011年には友好的に解散した。

■『オートマティック・フォー・ザ・ピープル』各誌レビュー

「R.E.M.は美しく動き回るサウンドを創り出す自分たちの才能に抵抗することができない」
ニューヨーク・タイムズ紙

「★★★★★ 『オートマティックフォー・ザ・ピープル』はいやおうなく音楽的に魅力的」
ローリング・ストーン誌

「神様、彼らがもっとも最高です。彼らは成人のような成功を成し遂げた上に、素晴らしい音楽を提供しつづけています」
カート・コバーン 1994年ローリング・ストーン誌のインタビューにて

■リリース情報

R.E.M. 『オートマティック・フォー・ザ・ピープル 25周年記念エディション』
フィジカルは全3形態(3CD+BD、2CD、LP)とデジタル配信にて発売

○デラックス・エディション3CD+BD(輸入盤)※限定盤
発売日:2017年11月10日 世界同時発売
価格 オープン・プライス
商品番号:720-2984

購入はこちら
http://store.universal-music.co.jp/product/7202984/

(収録曲)
CD 1 – Automatic For The People
1. Drive
2. Try Not to Breathe
3. The Sidewinder Sleeps Tonite
4. Everybody Hurts
5. New Orleans Instrumental No. 1
6. Sweetness Follows
7. Monty Got A Raw Deal
8. Ignoreland
9. Star Me Kitten
10. Man on the Moon
11. Nightswimming
12. Find the River

CD 2 – Live At The 40 Watt Club
1. Drive
2. Monty Got A Raw Deal
3. Everybody Hurts
4. Man On The Moon
5. Losing My Religion
6. Country Feedback
7. Begin The Begin
8. Fall On Me
9. Me In Honey
10. Finest Worksong
11. Love Is All Around
12. Funtime
13. Radio Free Europe

CD 3 – Automatic For The People Demos
1. Drive (demo)
2. Wake Her Up (demo)
3. Mike’s Pop Song (demo)
4. C to D Slide 13 (demo)
5. Cello Scud (demo)
6. 10K Minimal (demo)
7. Peter’s New Song (demo)
8. Eastern 983111 (demo)
9. Bill’s Acoustic (demo)
10. Arabic Feedback (demo)
11. Howler Monkey (demo)
12. Pakiderm (demo)
13. Afterthought (demo)
14. Bazouki Song (demo)
15. Photograph (demo)
16. Michael’s Organ (demo)
17. Pete’s Acoustic Idea (demo)
18. 6-8 Passion & Voc (demo)
19. Hey Love [Mike Voc] (demo)
20. Devil Rides Backwards (demo)

Blu-Ray Disc – Automatic For The People Blu-Ray
1. Automatic For The People (+ bonus track: Photograph) – Mixed in Dolby Atmos
2. Automatic For The People (+ bonus track: Photograph) – Hi-Resolution Audio
3. Drive (music video)
4. The Sidewinder Sleeps Tonite (music video)
5. Everybody Hurts (music video)
6. Man On The Moon (music video)
7. Nightswimming (music video – British version)
8. Find The River
9. Nightswimming (music video – R version)
10. Automatic Press Kit

○2CD(輸入盤)※限定盤
発売日:2017年11月10日 世界同時発売
価格 オープン・プライス
商品番号:720-2976

購入はこちら
http://store.universal-music.co.jp/product/7202976/

○LP(輸入盤)※限定盤
発売日:2017年11月10日 世界同時発売
価格 オープン・プライス
商品番号:720-2983

購入はこちら
http://store.universal-music.co.jp/product/7202983/

○iTunes(プレオーダー中)
https://itunes.apple.com/jp/album/id1279558264?app=itunes&at=10I3LI

■リンク
ユニバーサルミュージック
http://www.universal-music.co.jp/rem/

R.E.M.オフィシャルHP
http://www.remhq.com/


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